■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年3月20日第195号 ■ ============================================================== 本格的に動き出すことになる日本の軍需産業 ============================================================== 米国のF35戦闘機がイスラエルに輸出される事をめぐって我が国の武器輸出三原則との関係が取り沙汰されたことがあった。 そしてその報道の影で、隠された不都合な真実、すなわち、武器輸出三原則の問題よりははるかに深刻な問題である「日本がF35の開発、整備の拠点となる」という事実があると、産経新聞のスクープ記事を引用して私はメルマガで何度も書いて来た。 それが正しい事を示す動かぬ証拠を見つけた。 きのう3月19日の日経が一段の小さな記事で報じた。 北大西洋条約機構(NATO)のラムスセン事務総長が4月中旬に来日して安倍首相と会談する方向で調整に入ったと。 その日経の記事では、会談ではアフガニスタンの支援政策や北朝鮮、イランの動向について協議する見通しであると書かれていた。 ところが同じ日の栃木県の地方紙である下野新聞は次のように報じていた。 ・・・米国を含む複数のNATO加盟国が共同開発している最新鋭ステルス戦闘機F35に関し、日本企業の部品製造参入に向けた連携を確認する・・・と。 そしてきょう3月20日の各紙が報じている。 航空自衛隊の次期主力戦闘機となる最新鋭ステルス戦闘機F35をめぐり、機体の組み立てを請け負う三菱重工業が愛知県小牧工場に生産ラインを新設することが19日に分かった、と。またエンジン製造を担うIHIも東京(東京都瑞穂町)に組み立てラインを設置する見通しであると。 本格的に日本の軍需産業が動き始めるということである。 その裏で大きな利権もまた動くことになる(了)。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新しいコメントを追加