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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

さらば民主党!
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年6月17日第463号 ■   ==============================================================    さらば民主党!  ==============================================================  野田民主党政権によって、あの政権交代を果たした時の輝いていた 民主党は完全に終焉してしまった。  それでも野田首相は選挙もせずに民主党を名乗って政権の座に居座る つもりらしい。  こんなことが許されていいのか。  あまりの腹立たしさにきょう17日私は東京へ出かけて東池袋中央公園 で3時から開かれる消費税増税反対集会に参加し、その後デモ行進して 野田倒閣を叫んでこようと思っている。  もちろん大飯原発再稼動決定やオスプレイの沖縄への強行導入について 大声で反対の声を上げるつもりだ。  ツィッターの呼びかけで行なわれる集会だ。  これで私も立派に大衆蜂起の仲間入りを果たすことができる。  日本の戦後の政治史の中で、この歴史的暴政を前にして抗議行動に参加 したという事が私自身の中で重要なのである。  それにしても、民主党とは一体なんだったのだろうか。  少し前の記事になるが、3月22日の各紙は一斉にこういう記事を掲載 していた。  すなわち民主党は3月21日、党の綱領をつくる検討委員会(委員長・ 直嶋正行元経済産業相)を設置したという記事だ。  民主党は政権政党になってもいまだ党の綱領を持てないでいるという 批判に応えようとするものであることは明らかだ。  もっともその記事では、党内に基本的な政策で隔たりの大きい民主党に 党綱領をつくることが果たして可能か、議論の先行きは不透明である、など と冷やかされていた。  しかしもはやそんな苦労をする必要もなくなった。  わずか3ヶ月も経たないうちに民主党は崩壊し、党綱領づくりそのものが 不要になったからだ。  民主党は、ついに党の綱領を持つ事無く政権にとどまり、そして悪政を 残して終わったという歴史に不名誉な政党というわけだ。  極めつけは6月16日の産経新聞の記事である。  そこには森本敏防衛相が15日の衆院安全保障委員会で普天間飛行場 移設問題をめぐり、次のように語ったということが書かれていた。  「抑止力をどのように機能させていくのかという、もっとも肝心な問題に ついて民主党政権になって基礎ががたがたと崩れた」、と。  なんという発言だろう。  みずからが閣僚をつとめている政権を、その閣僚が国会という場で口を 極めて罵ったのだ。  その一方で野田首相については「国の安全保障問題について意見を等しく するところがある」と評価したという。  これを要するにかつての民主党はもはや存在しないということだ。  今の野田民主党は森本氏が一貫して支持してきた自民党と同じになったと いうことだ。  文字通り「さらば民主党!」である。                          了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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