□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年6月7日第439号 ■ ============================================================== 悪い予感がする沖縄県議会選挙 ============================================================== きょう(6月7日)の毎日新聞に、来る6月10日に投開票される沖縄 県議会選挙のことが書かれていた。 こんな重要な選挙が今週末に行なわれるとは知らなかった。 辺野古移転問題が争点にならず(争点にさせず)自民、公明などの県政 与党が過半数奪還を果たすか、それとも野党が勢力を維持するかが注目 されるとなっている。 野田政府は自公系の勝利が辺野古移転への望みをつなぐと見て期待して いると書かれている。 悪い予感がする。 これでは自公の県政与党が勝つということではないのか。 その記事はこう書いている。 ・・・沖縄の県政界は辺野古移設に「オール反対」といえる状況で、 選挙は基地問題は争点になりにくくなった。しかし、県議会の過半数 (25議席)を自公などの仲井真県政与党(現有21)が奪還するか、 社民、共産、沖縄社会大衆党、民主(筆者註:なぜか政権政党の民主党 が末尾となっている)などの野党・中立系(現有26議席)が獲得する かは、今後の普天間移設問題に影響を与えそうだ・・・ 極めつけはそのあとに続く次のくだりだ。 ・・・仲井真知事は、かつて辺野古移設を条件付で容認していた。 方針転換した後も、「県外移設」を主張しながら、「県内移設反対」は 明言していない・・・ これはどういうことか。県外移設と県内移設反対とは同じことでは ないのか。同じ事を、言葉を変えて肯定し、否定しているのだ。 かつて日本の首相が語る言葉に、「言語明瞭、意味不明」という のがあった。 それが政治の要諦だと誉めそやされた。 この毎日新聞の記事を読んで私はきのうの小沢側近議員の言葉を思い だしていた。 政治なんて汚いものだよ。まともな人間のできることではない・・・ そうであるなら政治など要らないのではないか。 まともな国民にとってはすべての政治は敵だ。 そんな政治を変える時がいまほど求められている時はない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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