□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年5月8日第362号 ■ ============================================================== あまりにも面妖な岡田行革懇談会 ============================================================== 岡田克也副総理の行革懇談会がいまごろになって初会合を開くという。 なんという茶番か。 そもそも行革などというものは消費税増税の前に決まり、そして実施 されていなければ一体改革にならないではないか。 そもそも岡田氏は今年1月の内閣改造において鳴り物入りで行革担当 を任されたのではなかったのか。 とっくに政治指導力を発揮して行革を決断していなければならなかった はずだ。 そしてその懇談会の顔ぶれの面妖さだ。 稲盛和夫京セラ会長、葛西敬之JR東海会長、片山善博前総務相、 古賀伸明連合会長、茂木友三郎キッコーマン会長、加藤秀樹構想日本 代表、などなど。 およそ主義主張のバラバラな、しかも自我意識の強いこれらメンバー が一体どのような哲学を持って改革を行なうことができるというのか。 この行革懇談会は平成の土光臨調であるという。 その成果にあやかりたいのだという。 これこそが茶番だ。 とかく評価される土光臨調であるが、土光臨調成功していたなら今日 の日本はとっくによくなっていたはずだ。 官僚支配や天下りがここまで酷くなるはずはない。 土光臨調そのものが官僚支配に屈したいい加減なものだったのである。 倹約家の土光氏は立派だったかもしれないが土光臨調は決して本物の 行革ではなかった。 それがあたかも行革の見本のようにもてはやされる事こそが官僚の 思う壺であるということである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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