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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

こどもの日と全原発停止が重なった日の持つ意味
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年5月5日第353号 ■   =========================================================    こどもの日と全原発停止が重なった日の持つ意味             ========================================================  きょう5月5日はこどもの日である。  同時にきょう5月5日は全国の原発が一時的にせよすべて稼動停止 する日である。  こどもの日について社説を掲げる新聞はあった(読売、産経、東京)。  原発稼動停止について社説を掲げる新聞はあった(朝日、日経、読売)。  しかし、こどもの日と原発停止を結び付けて社説を書いたのは東京 新聞だけであった。  その冒頭はこう始まっている。  ・・・原発ゼロ。特別なこどもの日。日本中どこの空にもこいのぼり が泳げるよう、大人たちが考え、話し合い、子どもたちより一足早く、 行動を始める日・・・  3・11以降、この国で何が真っ先に優先されるべきか。  それは被曝被害から国民を救うことだ。  その中でも優先さるべきは子供たちを被曝から守ることだ。  子供たちは被害をより受けやすいからだ。  子供たちには未来があるからだ。  そして子供たちは何も言えない、出来ない弱者だからだ。  そう考えるならば大人たちが真っ先に行うことはどうしたら一人でも 多くの子供たちを被曝から守ることができるかではないのか。  その事に対して政府は本気で取り組もうとしてきたか。  我々おとなたちは政府にその事を本気で迫ってきたか。  もし皆がそう考えるならば、原発再稼動などの思いを馳せる余裕など ないはずだ。  一日もはやく脱原発の方向に向かって新政策を積み重ねていくべきだ。  どういう本だったかは忘れたが、戦後の歴史を語った本の中にこういう 文章があった事を私は時々思い出す。  すなわち米国のGHQが乗り込んできた時、飢えた子供たちが裸同然 で放置されていたのを見た米兵が、子供をこんな状態にしておく日本 国民とはなんと野蛮な国民か、と驚いたという文章だ。  それから日本国民は成長したのだろうか。  原発事故の対応を見ながら私はいまその文章を思い出している。  そう思わせてくれた東京新聞の社説に私は敬意を表したい。                                了  おしらせ  4月28日の対談は以下の通り見ることができます。  ●サタデーナイトライブ 天木×植草の時事対談  小沢一郎氏裁判とはなんだったのか http://foomii.com/00057/201205021000009693 【販売価格:315円(税込)】  ダイジェストはこちら ⇒ http://bit.ly/JnSJxP  次回の時事対談のライブ配信は、5月26日を予定しています。 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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