Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

是非とも知りたい今度の米中戦略対話の中味
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年5月4日第352号 ■   =========================================================    是非とも知りたい今度の米中戦略対話の中味             ========================================================  日米首脳会談が終わった直後に北京では米中戦略対話が開かれた。  それを報じる5月4日の日経新聞を見て私はなんとしても今回の 米中戦略対話の中味を知りたいという衝動に駆られた。  ウィキリークスが今でも健在ならばそれも可能かもしれない。  それほど知りたい中味である。  北京発島田学記者が書いた米中戦略対話を報じる日経新聞のその 記事は次のように書かれていた。  「詳しい内容は明らかにされていないが、関係者によると、中国 側は米軍のアジア回帰の動きや在日米軍再編計画見直しなどで (米国側に)説明を要求」したという。  およそ安全保障政策の本質を語ることなく、経費負担をどのよう に押しつけるか、引き受けるかなどという事に終始する日米安保 協議とは訳が違う。  彼我の安全保障政策そのものについてズバリ切り込むのである。  果たして米側はこれにどのように答えたのだろうか。  もちろん米国は日本側に説明することと同じ事を話したのかも しれない。  すなわち中国のアジア太平洋地域における影響力を警戒するため に米軍の影響力をアジアに広げようとするものだと。  日米同盟を深化させて中国の脅威を押さえ込むのだ、と。  しかし、米国がそのような本音を中国に率直に話すものだろうか。  もし我々が米国から聞かされていることとまったく違った事を 中国側に伝えていたとしたらどうか。  つまり米軍再編の目的はテロとの戦いに備えるためであり、日本 には自衛隊の動員と財政負担を引き受けてもらうのだ、などと中国 側に伝えていたとしたらどうか。  そうだとしたら日本は米国の二枚舌外交に弄ばれているという ことだ。  米国の二重基準に騙されているということだ。  さすがの国民もこんな米国との同盟関係をを強化するのはおかしい と気づくに違いない。  カネばかりをむしりとられて国民には何のメリットもない日米 同盟の深化だと。  果たして米中戦略対話の中味はどんなものだったのだろうか。  それを知る事は、正しい日本の安全保障政策を構築するためにも、 日本国民を目覚めさせるためにも、重要なことである。  私が今度の米中戦略対話の中味を是非とも知りたいと言うのは まさにその理由からである。                                了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2025年11月19日に利用を開始した場合、2025年11月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2025年12月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する