□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年4月17日第316号 ■ ========================================================= イラン再訪問を口走る鳩山元首相を叱る ======================================================== 4月17日の産経新聞が一段の小さな記事でこう書いていた。 鳩山由紀夫元首相は16日、国会内の記者団の取材に応じて次の ようイラン再訪問を示唆した、と。 「一回の訪問で信頼されたと思っているわけではない」、 「首相まで経験した人間として何ができるか。これからも何らかの 努力をしていきたい」 本来ならこの言葉を聞いて鳩山元首相を応援したいところだ。 しかし今度ばかりはそうはいかない。 先般のイラン訪問の舞台裏を知ってしまったからだ。 今日(4月17日)発売の週刊スパ4月24日号のインタビュー にイラン訪問に同行した大野元裕参院議員がこう答えている。 ・・・私は鳩山さんとはこれまでほとんどお付き合いがなかった のですが、4月に入って突然「イランのことをいろいろ教えてほしい」 と連絡があったので、お話をさせてもらった。その際「こんな(イラン 訪問の)話があるんだけどどう思う?」と相談され・・・お手伝い を申し出ました・・・イラクもリビアも、さらには北朝鮮も・・・ こういった国々は事あるごとに今回のようなそもそも論(そもそも アメリカが悪い、IAEAは不平等)を持ち出して、具体的な交渉に 入れなくさせるのです・・・今後もイランには、地道に事態の深刻さ を伝えていく以外にないでしょう・・・ なんという愚かな発言だろうか。 これは、イランの報道は捏造であり、捏造することは織り込み済み で訪れたという弁解だ。 浅はかな気持ちで、浅はかな自称「中東専門家」議員に声をかけて、 明確な目的もなく出かけていったというのが今回の鳩山元首相の イラン訪問であったことが、この大野議員の言葉でわかった。 このようなイラン訪問は何度行なってもよい結果はもたらさない。 おそらくイランは二度と受け入れないだろう。 私は報じられた鳩山発言は捏造ではなく真実だったと思っている。 鳩山発言をイラン側が誇張したことがあっても、間違いなく鳩山元 首相は一方の国だけに核廃棄を迫るのは不平等だと思うというような 趣旨の事を述べたと思う。 もしそれを言わずにイランだけに一方的に核放棄を訴えたとすれば それこそ何のための議員外交かという事になる。 米国とイスラエルの片棒を担いだものとなる。 ルース大使が不快感を示すはずはない。 鳩山発言が実際にどのような発言をイラン側にしたのかは、なんと してでも検証されなければならない。 さもなければ不毛な議論になる。 鳩山元首相と大野議員には潔さがない。覚悟がない。 それ以前に真面目な議員外交を行なおうとする姿勢がない。 鳩山元首相には正しいブレーンが必要である。 正しいブレーンを持てない鳩山元首相の限界である。 これではどんなに好意的に鳩山元首相を評価してみても無意味だと いうことだ。 残念でならない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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