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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

キャンベル米国務次官補は何をしに日本に来たのか
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年4月17日第315号 ■   =========================================================   キャンベル米国務次官補は何をしに日本に来たのか                                                              ========================================================  北朝鮮のミサイル発射が終わったと思ったら今度は北朝鮮に対する 非難決議だ。  ひとり日本だけが強硬姿勢を叫んでいるが米中は議長声明で合意 した。  そのとたん日本は「形式も大事だが、よい内容のものが早くできる のがよい」(玄葉外相の16日参院拉致問題特別委員会の発言)と あっさり拳をおろした。  この舞台裏を4月17日の産経新聞が次のように報じている。  来日中のキャンベル米国務次官補は16日外務省を訪れた後記者団 に語った。議長声明案で米中は合意しており、日本には「事後承諾」を 求めたにすぎない、と。  北朝鮮問題でこれ以上さわぐな、と釘を刺しに来たのだ。  しかしキャンベル米国務次官補の来日はそれだけではない。もっと 重要な目的がある。  それは米軍再編についての経費負担増を日本に迫ることだ。  4月17日の朝日新聞がこう書いている。  キャンベル米国務次官補は16日、長島昭久首相補佐官や北澤俊美 元防衛相と相次いで会談し、4月末の日米首脳会談で日本側の負担増を 受け入れるよう求めた、と。  その朝日はまた別のところで次のように書いている。  野田首相とルース米国駐日大使が16日夜会食し、4月末の日米首脳 会談では在日米軍の見直しやTPP参加について意見交換をした、と。  今の野田首相の頭の中にあるのは消費税増税でも原発再稼動でもない。  米国公式訪問と日米首脳会談をいかに成功させるかだけである。  そのためにありとあらゆる対米従属策が準備されようとしているので ある。                               了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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