□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年3月30日第259号 ■ ========================================================= とうに出来上がっている自・民・公の連立政権 ======================================================== 政局のどさくさまぎれの中で見過ごされがちだが、どんどんと法案 が成立している。 それを解説して見せているのがきょう3月30日の朝日新聞である。 すなわち野田政権が今年度中に成立を望む法案のうち16本が今日 30日の参院本会議で成立するという。 見逃せないのが、そのうち9法案が自民・民主・公明3党の合意で できたものであるということだ。 しかもその多くが自民・公明案に民主が譲歩して修正されたものと いう。 これは何を意味するのか。 お互いに譲歩し合ってこの国の主導権を分かち合うということだ。 政策の違いがあっても、権力維持のために譲りあえば何でもできる ということだ。 だから国民のための政策といいながら、いつも最後は妥協して中途 半端で終わってしまう。 話し合い解散や大連立の話がいつまでたってもなくならない理由が ここにある。 いや、実は自・民・公の連立政権は実はもうとっくにできているの ではないか。 官僚に支えられた自・民・公の大連立は、彼らにらに楯突く小沢、 渡辺つぶしで一致し、それどころかあの橋下維新の会さえも、その政策 如何によっては、自らの支配を脅かす抵抗勢力とみなして敵対すると いうことだ。 権力を握った者は強い。 権力の強さを知った者たちは連立を組んで権力を手放さないように 動くのである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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