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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

インターネット政党の実現をめざして(9)設立趣意書案
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年3月5日号外 ■   ============================================================  インターネット政党の実現をめざして(9)設立趣意書案  ===========================================================  複数の読者から貴重な助言をいただいた。  これ以上インターネット政党の事を書かないほうがいい。間違い なく監視されており、それが拡散して現実のものになる可能性が出て きたら必ずつぶされる。いまは慎重に事を運ぶべきだ、と。  確かにその通りだ。少し配慮が足らなかった。  それが遊びで終わるのであれば笑って見過ごすだろう。  しかし既存の政治システムの破壊に少しでも影響を与えるおそれが 出て来た時、既得権力側は動き出す。  それほど今は支配体制側にとって病んでいる時代なのだ。  ということでこのメルマガをもってインターネット政党について の発信はしばらく控えることにする。  たとえ私が何らかの理由でインターネット政党を立ちあげられなく なったとしてもかならずインターネット政党は誰かの手で実現される。  それは時代の要請なのだ。  その種は十分まいたつもりだ。  設立趣意書案もこの第三章が最も重要な部分であり、この部分で ほとんど完成する。  いつでも誰かがそれを完成させることができる。  あとはいつ、どのような形で、それを表に出すか、だけである。  不特定多数の民衆の行動を誰もつぶすことはできない。  第三章 有権者(支持者)との約束 (1) インターネット政党は政権を取る事をめざさない。主要な 政策綱領の実現を担う数名の一騎当千の政治家の集団をめざす (2) インターネット政党は数の論理の政治を排する。だから駆 引きや談合や派閥や政治とカネの問題などといったこれまでの 政治のあらゆる負の側面と決別した政治ができる。   (3) インターネット政党は既存の選挙をしない。選挙のとき だけ無駄な金をかけて大騒ぎをする今の選挙のやり方の対極をめざす。 つまり常日頃のインターネット上での活動によって支援者と交流し、 その活動と意義を伝え、支援者の声を汲み取り、それを代弁する候補 者を支援者の意見に基づき特定しておく。だから選挙が始まっても 一切の選挙運動は要らない。インターネット政党と投票すればいいだ けなのだ。その候補者は選挙が始まるずっと前から特定されている。 (4) インターネット政党は、従ってカネのかからない究極の選挙 をめざす。極端に言えば出馬の供託金(衆院300万円、参院600 万円)だけあればいい。その資金はインターネット政党の支持者の 支援でまかなう。文字通り支援者と政治家の一体化だ。 (5) インターネット政党の議員は、従って生活費のほかには個人 が受け取る金は不要だ。だから国会議員に支払われる諸経費のすべて を政策立案、実現という本来の政治活動に使う事を公約する。 そもそも国会議員の受け取るカネの多くは選挙対策費に消える。 そこに政治とカネの問題も起きる。選挙にカネが要らなくなれば政党 助成金も含め一人約1億円と言われるすなわち政治家への支給額が 削減できる。政治活動費に回せる。 (6) インターネット政党で選ばれた国会議員は政治家を稼業と しない。だから世襲禁止はもとより任期は最大限二期で終えることに する。可能であれば国会議員の職を輪番制とし、一人でも多くの有能 な人材に政治家の機会を与えようとする。 (7) インターネット政党は政治を一人でも多くの国民に開放する。 すなわち秘書を親戚、縁者の利権とすることなく広く公募して多くの 若者に政治に関与する機会を与える。職を与える。議員会館は開放する。 (8) インターネット政党は地方主権を徹底する。地域の利権を 優先する政治はすべて地方自治に委ねるようにする。インターネット 政党は全国比例区(もしく地域ブロック)制の選挙しかめざさない。 小選挙区制で選ばれる政治家の活動は基本的には地方政治家に任される べきである。 (9) インターネット政党は独自のメディアを持つ事を目指す。 民主主義の基本は正しい情報の拡散にある。情報操作と隠蔽、組織の 宣伝に曇った今のメディアに対するアンチテーゼとして真の情報を 発信し続けるメディアを提供する政党を目指す。                          以上 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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