□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年3月5日第180号 ■ ========================================================= これはクーテダーを行なうと言っているようなものだ ======================================================== いくら政治が崩壊しているからと言ってこんな暴言が許されるの だろうか。 いくら絶滅寸前になってしまったと言っても護憲政党はこのよう な発言を国会で追及しなくていいのか。 いくら娯楽雑誌の中での冗談交じりの発言であったとしても、この ような言葉を自衛隊出身の現職の国会議員がメディアで公然と語って いいのか。 きょう発売の週刊プレーボーイ3月19日号で元自衛隊員で参議院 佐藤正久議員が、元アメリカ陸軍大尉の飯柴智亮(ともあき)という 人物と対談していた。 「ひどすぎるニッポンの防衛を叱る 日米隊長対談!」というその 記事は、イラク、アフガンで修羅場をくぐってきた日米の両雄がつい に怒った、と銘打っていいたい放題だ。 問題発言は、田中直紀防衛大臣をさんざんコケにした後で出た佐藤 正之氏の次の言葉だ。 「もし戦場で田中大臣が指揮官ならば、その部隊は全滅ですか?」 という編集部の問いに答えた佐藤氏の返答である。 「そりゃもう、彼の意向を無視して勝手に動きますね・・・」 (120ページ)。 いくら冗談と言ってもこの発言はない。 これは謀反ということだろう。クーデターを起こすと言っている に等しいのではないか。 元自衛官の彼が公然とそういう発言をしたのだ。 現職の国会議員がそう言ったのだ。 いくら政治が混迷しているからと言って、そしていくらメディア が平和の問題に鈍感になっているからと言って、この発言がまったく 問題にならないとしたらこの国は何を言っても許されるということだ。 見過ごされてよいはずはない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加