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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

沖縄と福島で同時進行している野田民主党政権の住民無視政策
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= □■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン2012年2月27日第164号 ■     =========================================================      沖縄と福島で同時進行している野田民主党政権の住民無視政策                                                               ========================================================  福島原発事故以来、沖縄と福島はおなじだという事がよく言われ るようになった。  その意味はもちろん沖縄住民の在日米軍被害と福島住民の原発事故 被害の底にあるものが共通しているということだ。  その事を象徴的に示す出来事が昨日(2月26日)の日曜日に沖縄 と福島で奇しくも同時に起きた。  野田首相が首相として初めて沖縄を訪問した。沖縄住民に謝罪し、 沖縄住民の負担軽減を約束するから辺野古移転を飲んでくれと理解を 求めるという。  いやがる住民にそれでも辺野古移転を受け入れろということのどこ が負担軽減なのか。  強要することがどうして理解を求めることなのか。  政治家の厚顔な言葉のごまかしである。  一方の福島では平野、細野両大臣がそろい踏みをして汚染物の中間 貯蔵地を福島で受け入れてほしいと説得会議を開こうとしたらしい。  結論ありきのその説得会議に反対する町長が現れたために、その 会議は流会したという。  大津波によるがれきさえも引き受け手を見つけられないでいるのに、 どうして放射能汚染物の引き受けを強要できるのか。  最終処分場のメドがまったく立たないのにどうして中間貯蔵場所を 引き受けられるというのか。  中間貯蔵施設受け入れに反対する町長が次のように語ったという。  「知らないところで政府が決めていくことに大きな恐怖を感じた」  これこそが普天間問題に共通している事である。  いや、沖縄問題、原発事故問題に限らない。  十分な説明もなく、情報開示もなく、それどころか議事録もなく、 検証できないまま、すべての政策が決められてきた。  沖縄と福島で2月26日に同時に行われたことは野田民主党政権の 住民無視、国民無視の政治姿勢を見事に物語っているのである。                               了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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