□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年10月17日第730号 ■ ============================================================= はじめから米社機と決まっているわが国の次期戦闘機えらび ============================================================= 10月15日から21日が新聞週間であるという。 その新聞週間にちなんで新聞各社とも、「記念特集」を組んだり、 「記念の集い」を開いて自己総括をしている。 1年365日、休むことなく主要紙を読み比べている私は、新聞各社 にとってもっともありがたい読者であり、顧客のはずだ。 だから新聞週間を前にしてどうしても言っておきたいことがある。 そんなおためごかしをするよりも、一つでも多くの真実を伝えること だ、手心を加えた記事は書かないことだ、と。 たとえば朝日新聞である。 新聞週間がはじまった10月15日社説で、「必要な情報を届ける」 と題して、こう書いていた。 福島原発事故の深刻さを、きちんと伝えたのか。日々の動きを追う のに精一杯で政府や東京電力が公表するデータや見方をそのまま流す 「大本営発表」になっていないか、あの日から、私たちは何度も自省して いる、と。 その言やよし。 ならばそれを実践したらどうか。 報じるべきは何も福島原発事故だけではない。政府の政策のすべてを 正しく報じることだ。 反省すべきは政府の発表の真偽を確認することだけではない。書き方 に下手な配慮を加えたり、情報操作をしないことだ。 たとえば10月13日の次期戦闘機選びをめぐる朝日の記事だ。 総額1兆円規模になる次期戦闘機選びは、税金の適正使用の観点からも、 国民にとっては関心事だ。 だから米欧の三機種(F35、 FA18、ユーロファイター)の絞込 みについては費用対効果の観点から慎重に行なわれなければならない。 そう言って朝日新聞はこれら三機種の比較検討をしている。 しかしその記事をよく読むと、次のような外務省幹部の言葉がある。 「FXは外交問題そのもの。日米同盟の深化から共同運用性が強まる 中、米国以外の機種を選ぶのは考えにくい」、と。 これがすべてだ。 結論ははじめから出ているのである。 ロッキード社のF35か、ボーイング社のFA18しかないのだ。 たとえユーロファイターが性能がよくて、安くても、たとえ米社の 戦闘機が割高で、条件が悪くても、米社機種以外の選択はないのだ。 F35かFA18かのいずれかの選択しかない。 そんな事は朝日新聞もとっくに承知のはずだ。 だったらはじめからそう書くべきなのだ。 米機と欧州機の性能の比較など何の意味もない。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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