□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年10月4日第696号 ■ ============================================================= 朝霞宿舎の凍結ごときで「腹を固めた」野田首相の茶番 ============================================================= 予想したとおりだ。 このメルマガで何度も指摘したとおりの進展 であり、結末だ。 だからこの話はもう書かない積もりでいたが、今日(10月4日) の各紙があまりにも大きく取り上げているので一言だけ書き残して 起きたい。 あらゆるメディアが一斉に書いているように、国民感情から言って 公務員宿舎の建設を強行することは出来ない、得策ではない、そう野田 首相は判断した。 「この『ぶれ』は評価したい」と毎日新聞は社説で書いていた。 まさしくブレたのだ。 しかし私は毎日新聞のように手放しでは評価はしない。 財務大臣時代にみずから決めて、しかも数日前の国会答弁でも変更 しないと強弁していた野田首相が、国会が終わった9月30日の記者 会見で、突然朝霞宿舎問題に言及した。 逃げ回っていた記者会見で語ることは他にもっと重要なことがある だろうと私は書いた。 その時点で凍結を決めていたに違いないから、なぜそこで凍結する ことにしたと言わなかったのだ、と書いた。 それを知っていたメディアはなぜパフォーマンスに付き合ったのだ と書いた。 世論に迎合して豹変した不都合を覆い隠すように、朝霞を視察し、 マッチポンプで高く売りつけたのだ。メディアがそれに加担して大騒ぎ したのだ。 私は野田首相のパフォーマンスを嗤う。 私がなんと言っても嗤うのは、野田首相の「私の腹は決まっている」 という発言だ。 朝霞の宿舎建設現場を視察した上で決断を下すというパフォーマンス を行なっのた野田首相。その時に発した言葉だ。 たかが公務員住宅の建設を凍結するだけの話に「腹を決める」覚悟が いるのか。 公民住宅の建設停止など財務省と関係省庁の課長クラスの話し合いで 決められる。 そんなことを決めるのに首相が腹をくくる決断をしなければならない のなら、この国の首相にはいくら腹があっても足らない。 もっと重要な事があるだろう。 普天間はどうするのだ。 増税額をするかしないのか。 東電を潰すのか潰さないのか。 歴代の首相が「腹をくくれなかった」政策について、歴代の首相以上 に本音を語らない。逃げ回っている。 そんな野田首相が、朝霞公務員住宅の、しかも廃止ではなく、5年間 凍結などという官僚的な先送り策で、「腹をくくる」。 これ以上の茶番は無い。 野田首相はそろそろ「どじょうの正体」を見せなければいけない。 その正体を明かすのが怖くてぶら下がりを避けているようだが、そろ そろ「腹を決める」時だ。 さもなくば、野田首相の賞味期限が終わる。 それ以上に日本と言う国が終わることになる。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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