□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年6月22日発行 第445号 ■ =============================================================== 再生エネルギー法案は実は容易に成立する法案だとバラした朝日新聞 =============================================================== 今日の記事の中で秀逸なのはナンと言っても朝日のこの記事だ。 さすがに朝日だ。菅直人首相を操り人形のように利用した朝日は、 もはや死に体となったと見るやいなや菅首相を切り捨てるのも早い。 朝日は日米同盟深化や消費税引き上げやTPP推進という朝日の アジェンダを実施してくれる首相であれば誰でもいいのだ。 それに反対する小沢一郎をつぶすために菅首相を持ち上げ、その菅 首相が居直って世論の反発を招くようになったとたん、とばっちりが 朝日に飛んできてはたまらないとばかり菅首相を切り捨てはじめた。 その証明が6月22日の朝日新聞の記事だ。その記事は、菅首相が 自分の首と引き換えに成立させようとしている再生エネルギー法案は、 実は成立へのハードルは高くない、と次のようにバラしている。 そもそもこの法案は経済産業省が作成したものだ。 電力の全量固定価格買取制度は、負担分は電気料金値上げに転嫁する 仕組みになっているので電力会社に抵抗感はない。 電気料金値上げに抵抗する大口需要者、つまり企業に対しては、再生 エネルギー法案の主管省である経産省が、これも自らの主管である大企業 相手にしっかり調整して見返り策を考えている。 野党も最後まで反対するのは自民党の族議員だけだ。政界の多くは再生 エネルギー推進に賛成なのだ。 極めつけは朝日新聞の記事の中の次の下りだ。 ・・・(菅首相が首相に就任した)昨年の6月以来、原発事故が起きる までこの法案に菅首相が意欲を示した形跡はない。首相周辺は「4月末に なって『あの法案はどうなっているんだ』といい始めたと明かす。「あの 人は全く環境なんか興味がない。環境からほど遠いんだよ」。民主党結党 以来、菅首相と突き合ってきたベテラン議員も首相の延命策との見方を捨て きれない・・・ まわりから引き摺り下ろされようとしている菅首相が、世論の同情をかっ て一人で敵に立ち向かう姿をやたらに演出している。 そんな小泉元首相のような真似をしても似合わない、郵政民営化法案と ちがって再生エネルギー法案には抵抗勢力はない、そう言って朝日は菅首相 の底の浅い意図を見抜いているのである。 さすがは朝日だ。菅首相を操ってきただけのことはある。操り糸をきれば おしまいだと菅首相に言っているようだ。 了

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