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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

私が政治を全否定する理由
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年6月18日発行 第428号 ■     ===============================================================  私が政治を全否定する理由  =============================================================== さすがに今の政治は目にあまるものがあるが、しかし私が政治を全否定する 理由は今にはじまったことではない。  次の文章をお読みいただきたい。これはインターネットで見つけた匿名の 書き込みである。その文章を私が少し言葉遣いを整理して抄訳したものだ。 といってもほぼ原文どおりである。  「公務員とは何なのか考えた事はありますか? 今この国の官僚といわれる 公務員も自衛隊も警察も市役所などの地方自治体の公務員など、一体どれだけ の公務員が存在しているのか国民は考えた事があるのだろうか。これらの者は 全員が税金で給与を貰っている。いわば納税者の寄生虫である。今、福島原発 で多数の自衛隊や警察が動員されている。特に自衛隊には髭の隊長とか言われ ている自衛隊上がりの国会議員が特別手当てを出せと言ってそれが承認されて しまった。10万人体制の動員であるから1万円の特別手当だけで10億円が支給 されることになる。何のための公務員なのか。そもそも公務とは何なのか、 ふざけるなと国民は怒るべきだ。自衛隊のイラク派遣も福島原発での作業も 何かあれば死亡時には、最大で9000万円が遺族に支給される。ケガをして障害 が残った場合に家族に渡されるのは、最大で7560万円だ。これは国家公務員に は「賞恤金」と呼ばれる一種の慰弔金が支給されるからである。地震で亡くな った方の捜索に動員されている警察官にも賞恤金はある。警察庁長官が付与する ものとして殉職者に最大3000万円、障害を負った者に最大2060万円の賞恤金が 支給される。何と言う事だ、民間なら考えられないほどの保護が公務員達だけに は存在している。もはやこの国には公務という概念はない、官僚という公務員 は法律を勝手に作って国民の税金から好き放題に自分たちの利益追求に使って いる。我々の払っている税金が何に使われているのか、そしていかにこのよう な事実が国民の知らないうちに決められているのか。この事実だけでも、税金 というものが国民に還元していないかが分かるだろう。社会主義国家でもこれ だけひどい国はあっただろうか。それでもあなた達は官僚国家をよしとして 自民党や公明党に投票するのか。国を変える努力をしない限り我々納税者に 未来は永遠にないと思わなければならない。せっせと納税している国民よ、 あなたは本当に怒らないのか? 」  私はこの意見に賛成である。それどころかこの投稿者の考えもまだ甘い。 彼は自民党や公明党だけを批判しているが、護憲政党をふくめあらゆる政党、 政治家も税金泥棒であり税金特権貴族だ。基本的には官僚と同じなのだ。 党員が一人でありながら政党助成金を受け取りゼイタクな飲み食いに使って いる政治家もいる。それだけではない。自治労という官公庁職員の労働組合も また大きな利権組織だ。要するに組織に属している連中は、その組織の利益を 優先し、その組織に守られ、その組織は票と金で権力に近づき権力に巣くって いる。馬鹿を見るのは何の組織にも属さないバラバラのサラリーマンだ。国民 だ。彼らこそが弱者なのだ。ところが彼らの声や利益を代弁する政党はなく、 政治家はいない。本来政治は彼らのためにこそなければならないのにである。 私が今の日本の政治を全否定する理由がそこにある。 「もう一つの日本」をつくりたいと思う理由がそこにある。 「もう一つの日本」では職業政治家や職業としての地方公務員は原則として全部 なくす。彼らのやっていることが必要だというのなら、その仕事を希望する住民 たちに輪番制で割りあてて、給与もまた皆が受け取る。これもまたベーシック インカムの発想だ。  「もう一つの日本」が目指すものは単に脱原発の共生社会だけではない。政治 の無駄を本気になってなくすことでもある。                                                       了

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