□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年6月9日発行 第398号 ■ =============================================================== ふたたび杉良太郎を称賛する =============================================================== もう随分前のことになるから正確には思い出せないのだが、私は かつてこのメルマガで俳優の杉良太郎(66)の言葉を称賛したこと があった。 確か、彼の出ていた番組がスポンサーの都合で理不尽に打ち切られ た時、その番組に関係するものたちすべての悔しい思い代弁する形で 皆が言い出せない抗議を決然とスポンサーに投げつけて身を引いた、 という話であった、と思う。 6月9日の産経新聞「話の肖像画」のなかで、再び杉良太郎節が 目にとまった。 ボランティア活動を売名行為だと言った相手に、売名行為のどこが 悪いと反論した、その顛末を次のように述べている。 ・・・昔から「売名」って言われてきた。最近は面倒くさいから、 そういう人には「はい、売名です」って言うんです。僕が今までやっ てきたこと、あなたもぜひやってみてくださいと思いつつ・・・ 昔は「俺がいつ売名行為をした」って怒っていた。でも考えてみれ ば僕、若いころから有名でしたしね(笑い)。一生懸命他人に尽くし ている行為を、売名と切り捨てる人のことは、腹の底では、「寂しい 人間だなあ」と思っている。それでも、中傷ばかりがつきまとうと、 やっぱりつらいし傷つくんです。だからボランティアをやっていること を隠していた時期が30年くらいあります・・・ 地道にずっと続けてきましたが、東日本大震災の後、宮城に炊き出し に行ったら、突然えらく持ち上げられて、本音を言えば面食らいました ・・・ほんとに名前も売りたくないし、いい格好もしたくないですから。 (ボランティアの動機には)目的も理由もありません。取材にはよく 「自然体でやっています」って答えています・・・ただ自然体だけれ ども、生易しいものではない。芸能界に入って悩んだことはないけれど、 ボランティアでは2回も3回も死にたくなったことがある・・・福祉の 現場では、自分の無力さを突きつけられる。もっと力があったら助け られるのに、って自分を責めたりね。でも今は、過去を忘れていける ようになりました・・・ 私は自分のこれまでの人生で本格的なボランティア活動をしたこと はない。 ボランティア活動をする人たちは皆尊いと思うが、杉良太郎のこの 言葉は素晴らしい。 了

新しいコメントを追加