□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年6月7日発行 第393号 ■ =============================================================== 大連立と言う名の政治屋の保身 =============================================================== 日本が放射能汚染でつぶれかかっているというのに、日替わり メニューのように政局が動いている。 テラベクテルという単位がどれほど大きなものかは知らないが、 チェルノブイリ原発事故と同じ最悪レベル7が宣言された時に発表 された放出量の、倍の量である77万テラベクテルが大気中に放出 されていたことが今頃になって発表された。 政府は6日、福島県内で避難対象区域になっている区域以外にも 年間20ミリシーベルトが計測される地域の住民を強制避難させる 方向で検討に入ったという(6月7日東京)。 放射能汚染対策は日本国民や国土の存亡にかかわる喫緊の政策 課題だ。 ところがその政策を決める政治が、放射能汚染対策に何の方針も 決めないまま、保身のために日替わりメニューの政局を売り返して いる。 それを、さも一大事のようにメディアの政治報道が垂れ流す。 辞める、辞めないから、いつ辞めるかに移り、8月末か6月末かが、 どうやら前倒しになりそうだとなったら、今度は大連立だ。 しかも自民、民主の二大保守政党の大連立かと思ったら、公明党 も国民新党も入れた大連立が語られるようになった。 みな政権に入りたいのだ。政策の違いなどどうでもいいのだ。政権 交代の時に国民に約束したマニフェストがあっさり捨て去られようと している。 見ているがいい。 今に社民党も入れてくれと言い出し、それに反対する自公の間で 争いになるだろう。 ひょっとして社民党も入れた大連立ができるかもしれない。 これこそ政治屋の保身による大連立だ。皆で仲良く権力を山分け しようということだ。 国民生活をここまで破壊し、しかも年金改革一つ出来ない与野党の 政治屋が、その同じ顔ぶれのまま大連立を組んで政権を共有する。 そして共産党と小沢一郎だけがその権力の輪の中から外される。 どうやらそのようになる感じがしてきた。 その前に解散・総選挙して国民の声を聞くしかない。 了

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