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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

どうやら朝日まで菅首相を見放したようだ
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年3月11日発行 第176号 ■    ==================================================================     どうやら朝日まで菅首相を見放したようだ                 ==================================================================  あんなに菅首相を支え続けてきた、その朝日が、とんでもない事を 書き出した。  3月11日の朝日新聞が一面トップで在日韓国人からの政治献金は 菅首相にも及んでいるとスクープ掲載したらしい。  「したらしい」というのは、ここ栃木版の朝刊ではそれが一言も出て いないからだ。  テレビの新聞解説で東京版朝日がそんなスクープを報じている事を 知った。  それを裏付けるかのように、「東大、京大合格者速報!」のために 一週間遅れて3月12日に発売される週刊朝日の広告見出しの中に、 「菅首相にも韓国人から献金」というのがある。  どうやら朝日は菅首相のそんな献金疑惑情報をあたためていたようだ。  そしてこの時期を見計らって書いたのだ。  それがどのような記事なのか読んでみないとわからないが、おそらく 他のメディアも堰を切ったように後を追うだろう。  不法献金の実体があるかどうかは問題ではない。  そのような献金疑惑が菅首相にまで持ち上がったという記事がでる ようでは菅政権もお終いだということだ。  ただでさえ今の菅首相には、前原首相の献金疑惑辞任以来、主婦年金問題、 側近議員の竹島領有権放棄問題、メア発言による辺野古移転問題の頓挫など、 どれ一つとっても政権崩壊が起きてもおかしくない問題の噴出に見舞われて いる。  それを見てついに朝日は、菅民主党政権はこれ以上続かない、と判断した のだろうか。菅首相を見限ったのだろうか。  そうであれば、それはとりもなおさず米国が菅首相を見限ったという ことだ。  菅首相はいよいよ総辞職せざるを得なくなった。  それを潔しとせず解散・総選挙となれば政界再編は加速する。  どちらに転んでも日本の政治の再建には好ましい。                             了                              

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