□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年3月8日発行 第169号 ■ ================================================================== メア暴言に沖縄は迅速に、正しい対応を示して欲しい ================================================================== 昨日(3月7日)の午後、沖縄の新聞社から携帯電話に連絡があり、 メア発言をどう思うかコメントを求められた。 私はすかさず次のように私の考えを伝えた。 沖縄県民は間髪を入れることなく強い抗議の意思を米国政府に伝え なければならない。 沖縄の抗議だけではなく、日本政府としての抗議を行なうよう、菅 民主党政権に求めなければならない。 単なる抗議にとどまらずメア日本部長の引責辞任を求めなければ ならない。 これをチャンスと見なして、米国や日本政府に辺野古移転を断念させ るべきである、と。 はたして沖縄の新聞はそれをどこまで取り上げてくれるのか。 なによりも沖縄はそのような対応を見せてくれるのだろうか。 沖縄にはそれを行なう十分な正当性がある。 今回のメア発言は許し難い沖縄差別発言だ。 メア氏は2009年まで3年間も在沖縄米総領事をつとめていた人物だ。 そして米国はそのメア氏を日本担当部長につけた。 そのメア氏がここまでの暴言を吐いたのだ。 差別されたのは沖縄だけではない。日本全体が差別されたのだ。 メア氏は普天間飛行場移転問題に関わってきた米国の責任者の一人である。 沖縄はここで怒らなければ怒る時がないほど大きな暴言だ。 辺野古における飛行場建設を今こそ日本政府や米国政府に断念させるべきだ。 歴史が動く事になるかもしれない。 いや歴史を動かさなければいけない。 それほど深刻なメア日本部長の今回の暴言である。 了
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)