□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１１年３月８日発行　第１６８号
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　　安住とはこんな政治家だったのか　　
　　　　　　　　　　　　 　
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　３月８日の毎日新聞「壁耳」という小さなコラムにこんな記事を
見つけて驚いた。民主党の安住敦国対委員長とはこんな男だったのか。

　３月４日、国会内にある彼の国対委員長執務室に、１メートル四方
大の「Ｚ旗」が持ち込まれたという。

　Ｚ旗とは、日本海軍の連合艦隊がロシア・バルチック艦隊に大勝した
１９０５年５月の日本海海戦で、東郷平八郎司令官が旗艦三笠に掲げ
させた旗である。

　アルファベットの最後の文字Ｚには、「後がない」ということから
転じて、「皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ」との
意味が込められているという。

　安住氏はこのＺ旗を見せて周辺に「予算関連法案を成立させる意味だ」
と吹聴しているという。

　なんという幼稚な男だ。

　その毎日のコラムは安住氏が副防衛相であった頃、自らの執務室に
戦闘機や軍艦を飾っていたとも書いている。

　このような男が菅民主党政権の主要政治家である。

　いうまでもなく民主党は安全保障政策に関する党の綱領がない。
民主党ぼ議員の間で立場が大きく異なるので作れないのだ。

　今の菅民主党政権は国防に関しては安住のような政治家ばかりが要職に
ついている。

　私が民主党政権を支持できない理由がここにある。

　やはり民主党は分裂するしかないと考える理由がここにある。

　平和をすべてに優先するものなら私のような考えを持たなければウソだ。

　それでも菅民主党政権を支持する者がいるとしたら、彼らは平和より
優先する何かがある者たちである。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　了