□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年3月3日発行 第154号 ■ ================================================================== 大手新聞が見事に密封した前原、野田、レンホウの政治資金疑惑 ================================================================== 菅民主党政権の主要閣僚たち、しかも菅首相の後継者候補と言われ ている民主党の看板閣僚達が軒並みに政治資金規正法違反をしている ことがテレビで報道された。 しかしなぜかその取り上げ方は小さかった。 小沢一郎のカネをあれほど叩いてきたみのもんたとか、テレビの 解説者たちは一切口をぬぐっていた。 これはおかしい。翌日の大手新聞を見て判断しよう。 そう思って今日(3月3日)の各紙を楽しみにしていたら見事に 封印されていた。 すべての新聞が無視していたわけではない。 日ごろ菅政権に厳しい産経だけが、皮肉をこめて枝野官房長官の釈明 がひとごとのようだと皮肉っていただけだ。 毎日と東京は申し訳のように一段の小さな記事で、「一応書いておき ました」といわんばかりの記事を載せてお茶を濁していた。 朝日、読売、日経は見事に封印している。 こんな異様なことはない。 考えても見るがいい。 政治とカネは小沢で終わりにしたいと叫んで小沢の政治生命を 絶とうと狂奔した菅政権である。 その政権の主要閣僚が政治資金疑惑でそろい踏みしていることが明らか になったのだ。 しかもその献金元が脱税犯罪者とか暴力団がらみの不明者などと報じら れているのだ。 前代未聞の疑獄ではないか。 これまでの常識なら即刻内閣総辞職につながるはずだ。 新聞が一番喜んで書かなければならないテーマである。 なぜこんな重大な問題が封印されるのか。 その理由はただ一つ。 散々叩いてきた小沢のカネの問題が吹っ飛ぶからだ。 攻守逆転するからだ。 これまで小沢叩きばかりしてきた大手メディアの立場がないからだ。 さぞかし今日の国会質疑が見ものだと思っていたら、なんと質問時間 が折り合わないとかの理由で延期されたという。 これは不自然だ。 世論の力で政界総ぐるみの大事件に発展させなければならない。 了

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