□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年2月12日発行 第98号 ■ ============================================================= みのもんたの前で民主党との関係をしゃべりまくる福島社民党 党首の軽率さ ============================================================== これには本当におどろいた。失望した。それを通り越して嫌悪感と 怒りを禁じざるを得なかった。 12日の朝のみのもんたの「サタデーずばッと」に福島社民党党首が 生出演し、民主党との関係についてしゃべりまくっていた。 かねてから私は福島党首がこの番組に出て司会者のみのもんたに いいようにあしらわれ、自・公・民の国会議員と軽々しく話をする のを不快に思っていた一人であるが、社民党にとっても、そして日本の 政党政治にとっても危機的な中にあって、なおこのような番組に出演 していることにわが目を疑った。 しかも根本的なところでその政策の異なる菅民主党政権の予算案、 関連法案に対して、どう対応するかという、社民党とその支持者に とって最も深刻な問題を、しかもその問題について社民党やその支持者 の間で意見がまとまっていない状況の中で、テレビに出て得意げに話す。 しかも一議員ではない。社民党の党首がである。 これを見て私はあらためて社民党という政党の救いがたさを思い知ら された。 社民党はもはや政党として終わっている。 その終わっている政党が、なおその存続と保身のために政策を弄ぶ。 見ているがいい。 間違いなく社民党は民主党政権との連携に進む。 私は福島党首の言葉を聞きながらそれを確信した。 それは民主党にとっても社民党支持者にとっても、そして何よりも社民党 にとって、不幸なことだ。 もはや私はこれ以上社民党の事を語ることはないだろう。 了
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)