□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年2月4日発行 第78号 ■ ============================================================= NHKに大越健介の交代を求める ============================================================== 昨日(夜)9時のNHKのNHKニュースウオッチ9を最後までご覧 になった読者はお気づきだっただろうか。 ニュースが終わる直前に大越健介と言うレギュラーキャスターが エジプトの反政府デモの報道に関し、ムバラク大統領支持派の市民が 大挙してあらわれた事をあたかも歓迎するかのような言葉を、その エンディングコメントでポロリと口走った事を。 正確な表現は思い出せないが、明らかにそれを歓迎するかのような口ぶり だった。笑みさえ浮かべているかのような記憶が私の意識の中に不快感と ともに今でもよどんでいる。 できればこれを契機に流れが変わり、ムバラク政権の行方が軟着陸すれば いい、そういう本音が彼の口から漏れた瞬間だ。 一夜明けた今日(2月4日)の各紙は、いわゆるムバラク支持派なるもの がただの市民ではないことを報じている。 なによりも反政府デモの市民との間での流血がエスカレートしている。 この大越というキャスターは、NHKのワシントン支局長からラニュース ウオッチ9に抜擢された男だ。 当初よりその偏向ぶりが際立っていた。 対米従属に終始し、外務官僚におもねり、菅・仙谷民主党政権側に立って 小沢叩きや消費税増税、TPP支持、中国脅威などの発言を繰り返していた。 そのコメントは偏向に満ちており無知な視聴者を誤誘導するものだ。 そして今度のムバラク支持派の出現を歓迎するかのような発言である。 その発言は番組の終わりのときに、つぶやくようにダメ押しした発言だった。 一般視聴者の目や耳はごまかせても私はそれを見落とさなかった。 これは深刻な発言である。 もはやNHKは公共放送の名に値しないと思っていたが、この大越健介を ニュースオウッチ9のメーンキャスターに据え続ける限り、私はNHKを ボイコットしたい気持ちである。 視聴料を真面目に払い続けてきた一人として、新しいNHKの会長に強く 要望したい。 4月の番組改編では隣に座っている女性キャスターが交代するようで あるが交代させるべきは大越健介だ。 なんでも東大の野球部出身であるからしい。 スポーツ番組担当で斉藤祐樹を追っかけさせるのが適任と思う。 了
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)