□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年2月2日発行 第68号 ■ ============================================================= また一つ、辺野古飛行場が米軍の出撃基地であると書いた記事を見つけた ============================================================== このメルマガはその時々に目にしたり、気づいたりした事を書き 続けている。 その意味で時事的要素が強い。 時が経てば忘れ去られるテーマが多い。 しかし私はつとめて時が経ってもその意義が失われないようなテーマ を選んでいる。 書いたものが、後になっても意味を持つ。それを期待して書いている。 これから書くこともその一つだ。 忘れないように記録にとどめるつもりで書いている。 今日手元に届いた情報月刊誌「選択」2月号に、「辺野古沖につくられ ようとしている普天間基地代替飛行場は、実は米国軍の出撃基地である」、 という記事を見つけた。 すなわちその要旨はこうだ。 ・・・米国がこだわり、日本が譲歩する滑走路のV字案というのは、実は滑走路 を二つつくるという事にほかならない。 防衛省関係者は、沖縄住民の住んでいるところを避けるために離陸、着陸 を使い分けるのだと説明しているが、米軍の軍用機の飛行に注文をつけられる はずはない。 実際は米軍が好き放題に使う2本の滑走路である。 米国が滑走路の拡充に固執するのは、とりもなおさず辺野古沖につくられ ようとしている普天間基地代替施設が、実は米国の出撃機能の強化に過ぎず、 現在の普天間飛行場よりも格段に出撃機能が強化された米軍のあらたな在日 米軍基地なのである・・・ すでに伊波前宜野湾市長が指摘し、一人でも多くの国民に知ってもらいたい と私が繰り返し強調していることだ。 限られた読者しか読まない情報誌でしかこのような記事を目にする事は ない。 決して大手メディアは書こうとしない。 彼らが知らないはずはないのにである。 それでも私はこのような記事を見つけるたびに書きとどめて行きたい。 いつの日かそれが国民的議論になる日に備えて情報を蓄積していきたい。 了
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)