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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2010年12月21日発行 号外 ■       ===============================================================    読者と情報を共有したい     ===============================================================  今日のメルマガで最高裁の裏金について、12月10日の東京地裁の 判決について読者からの情報提供を求めたところ早速以下の情報が送られ てきました。   一つは時事通信の次の配信記事です。  最高裁が裁判官の報酬や転勤に関する「運用マニュアル」を開示しなかった のは不当だとして、元裁判官で香川県弁護士会所属の生田暉雄弁護士が文書 不開示処分の取り消しを求めた行政訴訟の判決が10日、東京地裁であった。 杉原則彦裁判長は「裁判所は情報公開法の対象に含まれていない」として、 訴えを却下した。  杉原裁判長は、最高裁が文書開示の手続きを定めた取り扱い要綱について、 「あくまで便宜供与のための内部規範であり、法律には基づかない」と指摘。 今回の不開示は行政訴訟の対象とはならないと判断した。  生田弁護士によると、最高裁は2009年4月の開示請求に対し、同7、8 月に人事評価に関する規則や通達を開示。一方、運用マニュアルなどに関して は「存在しない」と回答した。  判決を受け、生田弁護士は「国民の知る権利に応えるために、最高裁の要綱 も情報公開法に準じて運用されるべきだ。控訴する」と話した。(2010/12/10 -20:50)   もう一つはこの東京地裁の判決について書かれている以下のブログです。    http://www.janjanblog.com/archives/25949  いずれにしても東京地裁の判決はわずか10秒で終わった。  原告はもとより、国民を馬鹿にしたものです。  もはやこの国の裁判所には権力の不正をただす意思も覚悟もなくひたすら 最高裁に顔を向けるだけの官僚裁判官の集まりということです。  裏金を決して認めないという国家権力の意思表示ということです。  国民を舐めた国家権力の挑戦の如くです。  それにしても大手新聞が一切書かない。  司法記者もまた最高裁に睨まれては仕事が出来ないという事です。 ジャーナリズムの使命を放棄して権力側についているということです。  そんな事が許されて言いはずはない。いつの日か必ずその責任を取らな ければならない時が来ると信じたい。                                 了                                 

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