Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

読者からの投稿を共有する
無料記事

 読者の皆さんへ  ウィキリークスを紹介するNHKクローズアップ現代について書いた ところ読者から次のような投稿が寄せられた。  ウィキリークスとアサンジ氏をより深く知る意味で有用と思われるので 以下の通りその投稿を読者と共有したい。  引用開始  アサンジ氏とウィキリークスについては、7月頃に知ってから 注視しています。彼と関係者に、NHKよりもっと多くのインタビューなど を行っているビデオサイトがあります。ご存知かもしれませんが、 DemocracyNow! http://www.democracynow.org/ です。  私は米国のニュースはここを見る事にしています。CNNや他の大手より、 断然良いと感じています。 (毎回、全文のtranscriptがあります。)  それらを見ていましたので、4日のクローズアップ現代にはそれほど感動は しませんでしたが、NHKにしては、なかなか良かったと思います。(本人の 声にかぶせた、吹き替えは止めて、字幕にして欲しいです。)  アサンジ氏が参加しているビデオで別の例としては、まだあります。  ジャーナリズムに関して、情報ソースの保護や新しい権力に立ち向かう 方法についてのシンポジウムのビデオに出ています。  DN!のビデオもいいですが、私はこちらのビデオにより希望を与えられ ました。ジャーナリストの保護に関して強力な法律を持つ国の保護機能を ネットワークで全世界に適用してしまう、という点がウィキリークス一つの 重要なポイントですが、NHKの番組では、その点については触れていません でしたね。(多国籍企業のやり方と似ています。) Logan Symposium: The New Initiatives Berkeley Graduate School of Journalism http://fora.tv/2010/04/18/Logan_Symposium_The_New_Initiatives#full program  このBerkeleyでのビデオで、おそらくSchool of Journalismの学生や 聴衆のJournalistたちに向かって、アサンジ氏が言った言葉(52分くらいから)  Assange: "So my question is, to you: Why aren't you in jail for half a day? Are you perhaps not pushing the envelope enough? I mean, you don't want to be a martyr, but you should at least push it to get that thing on your CV."  Lowell Bergman:  "I can show you mine... Ha, ha.. with more than a few half-a-days." (笑) が、耳に残っています。調査報道の過程で逮捕された経歴を履歴書に書くと いうことを、ちょっと自慢げに話していることが、とても新鮮に思えました。 ジャーナリストなら、本来はそのくらいでなければと思います。国民の側でも、 憲法と良心にそって行った活動が法律違反になることがあっても、それは必ず しも自動的に罪にはならないという原則を忘れている人が多すぎるのではない でしょうか。  日本の大手メディア記者たちが、出入り禁止になるから、リーク情報をもら えなくなるから、会社に迷惑をかけるから、と腰が引けているのを見るに付け、 違いを痛いほど感じます。  日本では、おそらく半日では済まないでしょうから、逮捕されるような調査 活動までは求めませんが・・・                                引用終わり

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年11月19日に利用を開始した場合、2024年11月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年12月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する