□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン 2010年10月12日発行第142号 ■ =============================================================== 中国とどう向かい合っていくかー読者からの意見 =============================================================== 昨日のメールマガジンで「中国問題にどう対応すればいいのか」について 私の意見を書き、読者の意見を求めたところ、さっそくいくつかの意見が 寄せられた。 そのすべてが同じ意見であったので、あえてそれを紹介しないが、その中で ある読者から次のような意見をいただいた。 私には初めて知る貴重な情報を含んだ大いに勇気づけられる意見であった。 だから他の読者とそれを共有したいと思ってこのメールマガジンで取り上げ ることとした。 こういった意見を寄せる読者がいる事が、私のメールマガジンが他の政治 ブログと決定的に違うところであると自負している。 引用はじめ 「・・・イギリス労働党の初代党首であるケア・ハーディ(James Keir Hardie、1856―1915)は私が最も尊敬するホンモノの政治家ですが、彼は 1910年にコペンハーゲンで開催された第二インターナショナルで、次のような 発言をしています。 “the nation that has the faith and courage to first resign its arms will win a big place for itself in history, and will be safest from attack.” ケア・ハーディはスコットランドの最底辺の階層出身で、8才の頃から働き 始め、炭坑夫、労働組合運動を経て35歳で下院議員に当選、一貫して労働者、 弱者のために働くことにおいて微塵の揺らぎもなく、また反戦・平和を最後 まで訴え続けました。 第1次世界大戦前には開戦阻止に全力を尽くしましたが、当時のイギリス社会 に跋扈していたジンゴイズム、ナショナリズムの前になす術はありませんでした。 第1次世界大戦の開戦からあと4年で100年となります。不穏な空気が漂い始め ている昨今の状況ですが、21世紀を戦争の世紀にしてはいけない、絶対にいけ ないと思います。そのためにも彼のようなホンモノの政治家が日本だけでなく 世界各国で出てきてほしい、私たちがそのような願いを高めていけば自ずと そういう人物が出てくるのではないか、そのように思っています、希望的観測 を込めてではありますが・・・」 引用おわり 了
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)