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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

鹿児島県阿久根市の動きに注目したい
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■  天木直人のメールマガジン 2010年8月7日発行 第47号 ■        ===============================================================        鹿児島県阿久根市の動きに注目したい                                          ================================================================     このメルマガは有料メルマガであるから、購読者限りの非公開を前提に書いて いる。  とはいっても、ほとんどの場合は公開情報に基づいた問題提起であり、それが 外部に漏れても何の不都合もないものばかりだ。  しかし、時として私しか知らない動きを書くこともある。今回もその一つだ。  8月はじめに鹿児島県阿久根市の副市長に仙波敏郎元愛媛県警巡査部長が 「専決処分」で就任した。  その仙波副市長のインタビュー記事が8月7日の東京新聞に掲載されていた。  それを読んで私は、「仙波副市長」は頑張っているなと心強く思った。  仙波さんが、悪名高い竹原信一阿久根市長の「専決処分」を引き受けた事を ニュースで知ったのは7月下旬の事だった。私は直ちに彼の携帯に電話して言葉を 交わした。  そこでのやり取りを詳しくここで再現する余裕は無いが、私が彼に伝えた事は 一言でいえば次の通りだ。  応援する。竹原市長のやり方を改め、市民とメディアを味方につけて本物の改革 を目指せ、引き受けた以上は最後まで頑張れ、と。  仙波氏は絶対的に正しい生き方をしてきた人である。  警察の裏金告発で棒に振った壮絶な人生を、ただひたすら生き抜いて今日がある。  そのことだけで彼に敵う者はいない。  しかし彼には突っ走るところがある。それを引き止める役割を果たしてきたのが 元ジャーナリスト東玲治という朋友であった。  その東氏が急逝してからの仙波氏には時としてハラハラさせられる事が多かった。  今度の副市長の件を知った私が直ちに彼に電話したのも一抹の懸念を感じたからだ。  しかし、東京新聞のインタビュー記事を読む限り今のところ上手くやっている ようだ。  いわく、これまでの(市長)のやり方に問題はあったと思う。ただ、議会や マスコミが目的を理解せずに批判していた部分もある。  いわく、議会を開いて議会がどういうものか市民に判断してもらうべきだと (市長を)説得した。市長も同意しているので、8月下旬に臨時議会を開くよう 調整している。  いわく、市長のためではなく公益のために仕事をするので、(市長と)衝突する こともある。その時は市民のためという大原則で話し合って結論を出す。  いわく、(懲戒免職処分の職員の復職が決まった事について)裁判所の決定を 遵守することが公益にかなうと市長に進言した。感情のもつれあいもあったかも しれないが、納得いかなくても司法の判断に従う事が法治国家だ。  いいぞ、その調子だ。  ひょっとしたら阿久根市から日本の政治が変わるかもしれない。  閉塞した中央の政治を地方から立て直してもらいたい。  それは決して夢物語ではないかもしれない。                                                                      了                                                                                 おしらせ                                                                            「さらば日米同盟」の出版記念講演が明日(8月8日)都内で開かれます。  政治評論家の森田実さんの特別参加を得て次の要領で行ないます。  私の思いを語り、森田さんに私の質問をぶつけます。乞うご期待。  13:35-14:00 天木直人「出版の意図を語る」  14:05-14:45 森田実 「特別講演」         休憩  15:00-16:00 天木直人・森田実対談(司会天木)  16:00-17:00 聴衆との応答(司会天木) 日時 8月8日(日)    午後一時開場 場所 赤坂区民センター大ホール    港区赤坂4-18-13    地下鉄銀座線・丸の内線 赤坂見附駅 A出口徒歩10分    大江戸線・半蔵門線 青山一丁目駅  4番出口徒歩10分 参加 無料(予約の必要はありません。直接会場へお越し下さい)。 (連絡先:春田 090-2415-7617 u12u9lo6@image.ocn.ne.jp                 ユー12ユー9エルオー6)             

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