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米国の【小規模で確実に勝利を収める戦争】~ベネズエラ攻撃とマドゥロ大統領拘束

新年明けましておめでとうございます!本年も引き続き宜しくお願い致します!

日本では5日(月)頃から、ほとんどの会社勤めの皆さんの仕事が始まるかと思いますが、ロシアは12月31日(水)から1月11日(日)まで12連休の真っ只中です。年末年始の休暇に加え、ロシア正教のクリスマスは1月7日となっていることからも、ロシアの年末年始はいつも10日間程度の大型連休になっています。

 因みにですが、ロシアはロシア帝政時代までは旧暦にあたるユリウス暦を採用していましたが、1917年のロシア革命後の翌年から新暦のグレゴリオ暦を採用しています。しかしロシア正教会は未だにユリウス暦を保持しています。そのユリウス暦の12月25日が、現在の我々のグレゴリオ暦では1月7日にあたることから、1月7日がロシアではクリスマスとなっています。

 

 さて、心機一転で新たな年を迎えましたが、今年は新年早々、トランプ大統領がベネズエラで軍事作戦を開始し、マドゥロ大統領とその家族を拉致するという不穏な事件で幕を開けました。昨年の秋頃からいつか侵攻するだろうと思っていましたが、新年の3日に仕掛けてくるとは思ってもみませんでした。

 戦争を止めさせる側だったはずのトランプ大統領が、遂に自ら他国に攻撃を加えたことに正直落胆しましたが、結局、これが米国という国家なのです。トランプ大統領が一人で立ち向かうには、ネオコンやグローバリストなど相手が大き過ぎますので、遂に屈したのか?とも思えますし、あるいはトランプ大統領自身の発想では、このベネズエラ攻撃程度なら許容範囲にあるのかもしれません。

 私は今年でロシアに住み始めてから29年目に突入します(過去の留学期間など含めれば31年目)。スラヴ人は戦争や殺戮を好まない民族と実感していますが(ただし攻撃を受ければ命を惜しまず反撃に出るタイプ)、今の西側世界を作った英米という国々のアングロサクソンの政治家達は、本当に戦争が好き、しかも自分達が犠牲にならないという絶対条件下での戦争が好きなんだな、と実感しています。

 今回のトランプ政権によるベネズエラ攻撃は、一言で言えば「小規模で確実に勝利を収める戦争」と言えると思います。ということで、今年一発目のメルマガは、この小規模な戦争について現時点で知り得た情報をお伝えしたく思います。


米国による極短時間のベネズエラ攻撃

 このベネズエラ侵攻、米国の作戦名「Operation Absolute Resolve」、日本語に訳すと「絶対的決意作戦」、「確固たる決意作戦」という軍事作戦が決行されたのは1月3日のことでした。ちょうど今から36年前の1990年の1月3日、ブッシュ・シニア政権下のパナマで米国は「正義の道作戦」なるものを展開し、パナマ侵攻を行い、当時のノリエガ大統領(※写真中央)を投降させ、拘束しました。そしてノリエガ大統領もマドゥロ大統領と同様に麻薬密売幇助の容疑で告発されました。つまり政権や作戦名、相手国は変わっても、政権転覆のやり方は全く同じで変化がない・・・。これが先ほど述べた通り、米国という国家なのです。

 今回の作戦に関する情報をまとめてみると、米軍はまず首都カラカスを含めたベネズエラ国内の標的に対し、大規模な空爆やミサイルによる攻撃から開始(制空権の確保、防空システムの破壊が狙い)。その後、特殊部隊が乗り込んだヘリコプターでマドゥロ大統領夫妻らの隠れ家へ到着し、警備隊との激しい銃撃戦の後、大統領夫妻らを捕らえ、近隣の空母へと連れ去り、その後米国内へと連行したという流れになっています。

 ヘリコプターは特殊部隊の攻撃ヘリ「AH‐64(通称アパッチ)」数機と大型輸送ヘリ「CH‐47チヌーク(Chinook)(※写真)」が10機ほどベネズエラ上空に展開していたとの情報も出ていますが、後者の場合は大量の兵士の輸送が可能なことから米軍は数百人規模の兵を展開したとも言われています。

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