… … …(記事全文6,136文字)9月1日、静岡県伊東市議会は、学歴詐称の疑いが指摘されている田久保真紀市長(55)に対する不信任決議案を全会一致で可決した。
田久保市長は、議会を解散するか、辞職・失職するかの判断を迫られており、市長は周囲に「解散するつもり」と話していると言い、判断が注目される。
1日開かれた伊東市議会(三枝玄太郎撮影)
そもそも田久保市長の問題は、なぜここまで注目を集め、こじれてしまったのか。5月25日、田久保市長は現職の小野達也氏(62)を破って初当選を決めた。前回の伊東市議選では最下位でやっと当選するほど「選挙が弱い」(地元住民)田久保氏だけに、番狂わせとも言われたほど、静岡県の政治関係者を驚かせた逆転劇だった。
田久保氏は就任早々に新図書館建設の入札中止を市当局に指示し、順風満帆な滑り出しを見せたかに思えた。ところが、伊東市議会の各市議に告発文書が届く。その文書には、こう書かれていた。