… … …(記事全文3,558文字)イタリアのメローニ首相、イギリスのスターマー首相に続いて、カナダのマーク・カーニー首相が来日した。そして、高市総理と首脳会談を行い、「日・カナダ包括的戦略的パートナーシップ」を宣言する日カナダ首脳共同声明に署名した。両国関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げする内容の首脳共同声明で、以下の6つを柱に「日本・カナダ包括的戦略的ロードマップ」(工程表)を策定することにも合意した。
防衛・安全保障の強化(共同演習拡充、情報保護協定・防衛装備品移転協定の活用など)
経済安全保障(新設の「経済安全保障対話」でAI、量子、先端技術、重要鉱物サプライチェーンの強靭化)
貿易・投資の拡大
エネルギー・食料安全保障(LNG供給協力)
北極・環境・気候変動協力
人的・文化交流の拡大(2028年の外交関係開設100周年を見据えて)
その他も、サイバーセキュリティー分野での定期協議体新設も決まり、中国・ロシアの脅威やインド太平洋の安定を念頭に置いた「自由で開かれたインド太平洋」推進での連携が強調された。
要するに、単なる1つの「協定」ではなく、両国関係全体を包括的に戦略レベルで深化させる宣言・枠組みだ。
このような協定が最近、立て続いている。
名前こそ同じではないが、2026年1月には、イタリアとの関係を「特別な戦略的パートナーシップ」に格上げした。
またイギリスのスターマー首相とは「日英戦略的サイバー・パートナーシップ」に関する共同声明を発出した。
このイギリスとの共同声明も「サイバー」と名前はつくがサイバー分野だけでなく、レアアースなどのサプライチェーン強靭化、中国の輸出規制・経済的威圧対策として同志国連携の急務を確認、宇宙分野、風力発電、量子、AI、核融合発電などの分野も含む包括的な協力体制も含んだものだ。
その他にも、2023年以降、ベトナム、ラオス、マレーシア、インドネシアなどのASEAN諸国とも「包括的戦略的パートナーシップ」(または類似の「特別な戦略的パートナーシップ」)を次々と格上げ・締結している。
オーストラリアとも既に「特別な戦略的パートナーシップ」を結んでいるが、2026年の日豪友好協力基本条約署名50周年を機に、さらに高みに引き上げる方針だ。
なぜ、各国が、日本と、このような関係強化に急いでいるのか?
誰も語らないこの話題が、今回のテーマだ。
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