… … …(記事全文3,446文字)米国上院を蝕む議事妨害(フィリバスター)と核オプションを分かりやすく説明
アメリカでは政府閉鎖が続いており、『議事妨害(フィリバスター)』という言葉や『核オプション』という言葉が聞かれるようになった。
だから今回はアメリカ議会の仕組みを分かりやすく説明したい。
日本の国会に衆議院と参議院があるのと同じように、米国議会にも、下院と上院が存在する。
日本の衆院と参院と同じように、どちらも法案を提出できるが、両院で可決され、最後にアメリカの場合は大統領が署名して法律となる。
しかし、上院にだけ変なルールがある。
上院は合計100人の上院議員がいるのだが、法案が過半数の支持を得ていても、41人以上の上院議員が反対または欠席すると、討論を終了できず、事実上法案を否決することができるのだ。
つまり、過半数の賛成だけでは不足しており、60票の賛成(定数100のうち3/5)の賛成を得ないと法案は可決されないというルールだ。
これを利用し、過半数で可決されても、廃案に追い込むことが『議事妨害』だ。
上院では、共和党と民主党の議席数は、常に拮抗しており、少なくとも過去35年間で60議席を獲得した事は、どちらの政党も一度もない。
下記が、ここ35年間の上院での各政党の議席数の推移だ。https://honkawa2.sakura.ne.jp/8756.html
つまり…
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