… … …(記事全文17,842文字)日本ではダボス会議が有名だが、正確にはワールド・エコノミック・フォーラムが正しい。ダボス会議とは、ワールド・エコノミック・フォーラムが毎年、1月にダボスで行うフォーラムのことで、ワールド・エコノミック・フォーラムは、他の月にも世界の各地でフォーラムを開いている。1月のダボス会議が一番大規模なので、ダボス会議という名称が独り歩きしてしまっただけだ。今回、10月にドバイでワールド・エコノミック・フォーラムが行われた。ワールド・エコノミック・フォーラムが、ご存じの通り、悪名高い会議だが、探すと、稀にだが面白いフォーラムもあったりする。今回も、その中からAIに関する講演で、今までとは異なる切り口の講演を見つけたので紹介する。通常は、AIに関する脅威論ばかりが目立つが、彼はAIに関する楽観的な展望を持っている人物だ。私も基本的には楽観論者なので、同じ方向の論客と言う事になる。30分の講演を全訳したが、長いの太字だけ読むだけでも良いと思う。また、最後に私見をまとめたので、そこだけを読んでも分かるようにしている。また、最後に、このワールド・エコノミック・フォーラムのドン、クラウス・シュワブが、とんでもない事を言っていたので、彼の発言を最後に追加した。
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高安カミユ(保守系コラムニスト)