… … …(記事全文7,104文字)今回のノーベル経済学賞の受賞者の1人はダロン・アセモグル氏だった。彼の主張が中々、面白い主張もあったので私見を加えながら、彼の主張を紹介したい。日本のwikiには載っていないので、それなりの価値はあると思う。
まず、彼の著書や論文、記事等から、彼の主張の説明しようと思う。
結論を端的の述べると、面白い指摘はあるものの、彼は中道であり反トランプだった。書籍『Economic Origins of Dictatorship and Democracy(経済的独裁制と民主主義の起源)』
この本では、民主的社会の形成と強化について分析している。
「エリート層が民主主義を転覆させる強い動機を持たない場合、民主主義は定着する」と主張している。また、異なる社会集団が異なる政治制度を好むのは、政治権力と資源の配分方法によるものであると主張。したがって、民主主義は大多数の市民には好まれるが、エリートには反対されると言っている。
まさに官僚の暴走と言う事が出来るディープ・ステートの台頭を暗示している。
「エリート層が民主主義を転覆させる強い動機を持たない場合、民主主義は定着する」という指摘も面白く、官僚の暴走が無い場合に、民主主義は定着すると言っている。
また、この本では、『市民が社会的混乱や革命を引き起こす可能性がある以上、独裁体制は安定しない。これに対し、抑圧のコストが十分に高く、譲歩の約束が信用できない場合、エリートは民主化を余儀なくされる。民主化することで、エリートは政治権力を市民に移譲し、社会の安定を確保する。』と指摘しており、つまり、革命などの大衆の暴走を抑える事が大変な場合に、官僚というエリートは民主化せざるをえないという主張だ。
ネトウヨがグローバリズムや財務官僚などの国賊行為を批判する事は重要だという事になる。この主張は十分に的を射ている。まだまだ続く!!
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高安カミユ(保守系コラムニスト)