… … …(記事全文3,724文字)今年1月31日、衆院選の演説で高市首相は「今は円安だから悪いと言われるけれども、輸出産業にとっては大チャンス」「助かっているのが外為特会(外国為替資金特別会計)の運用。今、ほくほく状態です!」と笑顔で強調しました。しかし2月2日の東京外国為替市場は、「首相が円安を容認する発言」という受け止めで、一時1ドル=155円台半ばまで円が下落しました。
高市氏が自民党総裁選で勝利したのは2025年10月4日でした。その前日のドル円相場の終値は147円15銭でしたがその後、円安が進み、やや遅れて日本の長期金利が上昇基調になりました。
高市首相がかかげる「責任ある積極財政」という財政拡張政策に、市場は警戒心をいだいています。それは「骨太の方針」が閣議決定された7月21日に1ドル=163円台になり、1986年12月以来の安値水準を更新したことで分かります。
高市氏の演説を聞いていた人たちは「円安でほくほく」発言をどう思ったのでしょうか。物価高で苦しむ国民のことを考えない人だということは、この時点で分かったはずなのですが。「高市円安」が「高市倒産」を招く危険性について、専門家の指摘を紹介しながらじっくりと分析してみます!
