… … …(記事全文3,716文字)4月29日、出光興産系の原油タンカー「IDEMITSU MARU(出光丸)」はホルムズ海峡を通過し、名古屋に向って出発しました。イラン革命防衛隊に近い『タスニム通信』は、「出光丸はイラン側と調整の上で通過した」と報じました。2月28日のイラン戦争勃発以降、日本企業が所有するタンカーがホルムズ海峡を通過したのは初めてです。なんと2カ月ぶりに一隻のタンカーが通過を許されたのです。 出光丸は船籍はパナマで乗組員は日本人3人、サウジアラビア産原油200万バレルを積載しています。イランはホルムズ海峡を通過する船から通航料を徴収する方針ですが、出光丸に関しては日本政府関係者は「支払っていない」と言っています。
29日、駐日イラン大使館はXに「出光興産が所有する〈日章丸〉がイラン産の石油を日本に運ぶために1953年に行った歴史的な任務は、両国間の長きにわたる友情の証であり、そのレガシーは今日においても極めて大きな意義を持っています」と投稿しました。これは、どういう意味なのでしょうか。
昭和天皇の御誕生日である4月29日という日に、イランが出光丸だけを通過させたことには深い意味があるはずです。ペルシャ湾内にはまだ約40隻の日本関係船舶が取り残されていますが、これらの船も通過できる希望が生まれてきました。出光丸通過の背景にある日・イ友好の歴史と、イランが送ったメッセージの意味をじっくりと探ります!
