… … …(記事全文3,734文字)前回は米司法省が1月に公開した「エプスタイン文書」について、エプスタインという人間がどういう人物だったのか、書きました。その文書に「Joi Ito」という名前で1万回以上も登場する(!)日本人がいます。2011~2019年にマサチューセッツ工科大学(MIT)傘下の研究機関〈メディアラボ所長〉をつとめ、エプスタインと米テック界の橋渡し役をつとめた伊藤穰一という人物です。
伊藤氏は単に文書に名前があったというだけではありません。2月8日、『ウォール・ストリート・ジャーナル紙』は、リトル・セント・ジェームズ島で伊藤とエプスタイン、そしてビジネス・ソーシャルメディア大手「LinkedIn」の創始者、リード・ホフマン氏がくつろぐ様子の写真を掲載しました。伊藤氏が島を訪れていた決定的証拠といえるでしょう。
しかし伊藤氏は現在も千葉工業大学の学長であり、最近までデジタル庁や内閣府の委員をつとめていました。世界中でエプスタインと関わったと見なされた人物(それがどんな関与の仕方であったとしても)の辞任や逮捕が相次いでいるのに、日本では伊藤氏の記者会見すら行われません。謎の無風状態です。
なぜ伊藤は責任を追及されないのか。彼の背後にはどんな勢力がいるのでしょうか。メディアがまったく触れない伊藤穣一という人間の背景を探ってみます!
