… … …(記事全文4,180文字)◆河野太郎と「自然エネルギー財団」はズブズブの関係
内閣府の「再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース(以下、再エネTF)」のメンバーであった大林ミカ氏が、自身が提出した資料に疑惑をもたれ、辞任しました。タスクフォース=作業チーム、です。でも、彼女がもし潔白なら辞任する必要ないですよね。大林さんは公益財団法人「自然エネルギー財団」の事業局長です。3月27日、大林氏と大野輝之「自然エネルギー財団」常務理事は都内で記者会見を行いました。提出した資料の中に中国の国営企業といえる会社(「国家電網公司」)のロゴの透かしが入っていたことを追及されると大林氏は「事務的なミスだった」と答えましたが、そんなはずはありません。同じロゴが経産省と金融庁の会議に提出された資料の中にも発見されました。斎藤健経産相は「なぜこうなったのか、中国企業との関係が明確になるまでは財団をヒアリング対象にしない」と述べました。
「なぜ再エネTFのメンバーに選ばれたのか」という記者の問いに対して大林氏は「河野大臣の推薦があったと聞いている」と他人事のように答えていますが、この嘘はすぐにバレました。河野氏は自身が外務大臣だった2018年、「気候変動に関する有識者会合」を設置しましたが、そのメンバー9人のうちなんと3人が自然エネルギー財団の職員(末吉竹二郎、大林ミカ、高橋洋)でした。つまり河野氏と大林氏は少なくとも6年前から知り合い、というか頻繁に会っていたはずです。河野氏は2020年に規制改革担当大臣になり再エネTFを設置しましたが、メンバー4名のうち2名は常に自然エネルギー財団から招いています。異常な癒着ぶりです。