… … …(記事全文4,129文字)7月13日、トランプ前大統領暗殺未遂事件が起きた。事件の詳細は省略するが、これで選挙は彼に有利にはたらくというのが一般的な見方である。
銃弾は彼の右耳をかすったが、あと1センチ顔の向きがずれていれば、トランプは死んでいたかもしれない。
亡くなっていたら、アメリカ国内は内戦状態に陥る危険があった。前回選挙での敗北を認めず、議事堂に乱入する暴徒が出たくらいだから、各地でトランプ支持者と民主党支持者が衝突するという意味での内戦は荒唐無稽な話とは言えない。
トランプ前大統領の表情は、事件後、妙に穏やかに見える。いつまで続くのか分からないが、狙撃を生き延びたことで自分が「神に選ばれた」との思いを深くしているのかもしれない。
だとすると危険である。「アメリカを再び偉大な国に!」と叫んでいるだけならともかく、自分が大統領となることが「神のご意志」に適うなどと信じ込まれたら何をするかわからない。
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