… … …(記事全文4,318文字)4月1日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館の付属施設が、イスラエルによる攻撃を受け、イラン革命防衛隊の幹部7人が殺害された。
イスラエルは事件について沈黙した。イスラエルの攻撃というのは精緻なもので、狙った建物だけを破壊し、ターゲットを無力化(殺害)する。
1日の攻撃も外交使節のいる建物ではなく、革命防衛隊の幹部がいる施設をピンポイントで攻撃している。
13日の夜、イランはイスラエルを攻撃した。長年、存在を認めず、最大の敵だと言ってきたイスラエルを直接攻撃したのは、今回が初めてだった。
イランによる攻撃は大きく報じられた。そうなると、イランが無法者のように見えるが、今回のことに関する限り、先に攻撃したのはイスラエルだった。
内藤正典のTwitterでは書けなかったこと
内藤正典(同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)