Foomii(フーミー)

吉富有治の魔境探訪 - 政治という摩訶不思議を大阪から眺める

吉富有治(ジャーナリスト)

吉富有治

ファシズムは過去の亡霊か ? 現代日本の新興政党を例に検証する

 本題に入る前に、今夏の参院選について少し述べておきたい。


 自民党は当初、大阪選挙区の公認候補として太田房江参院議員を選んだ。ところが、週刊ポスト(5月30日号)が「自民参院副幹事長 太田房江が選挙買収工作疑惑」という記事を載せたことで事態は一変。太田は疑惑を全面否定し、ポストに対して法的措置も辞さないと鼻息が荒かったが、最後は「体調不良」を理由に出馬を取りやめることになった。なお、いまのところポストの疑惑報道の真偽について、自民党も太田も明確な反証はしていない。


 慌てたのは自民党大阪府連である。太田が出馬を見送ったことから候補者がいなくなったからだ。そこで同府連は5月末から公募をスタートさせ、急きょ公認候補予定者を選ぶこととなった。この公募では66人の応募があり、今月10日には候補予定者を公表するはずだったが、公表は翌日の11日にずれ込んだ。おそらく、府連内ですったもんだの混乱があったと思われる。そして選ばれたのが、元大阪市議の柳本顕だった。柳本については当メルマガ5月28日号に詳しいので、そちらを読んでいただきたい。


 この公募で最終的に残ったのは柳本を含めて7人。元自衛官や現職の大阪府議、事業者らが最終審査に残ったという。ただ、私の印象では知名度のある者はあまりいない。敗れたとはいえ、柳本は大阪市長選に2回出馬したことから他の応募者より知名度はある。また、府連の中ではもともと太田よりも柳本を推す声が強かったことも、かれが選ばれる要因になったのだろう。


 とはいえ、自民党大阪府連は他党に比べて候補予定者の選定が遅れたことで選挙戦は完全に出遅れている。柳本が苦しい戦いを強いられるのは、まず間違いない。

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