… … …(記事全文5,951文字)●新潟から長野へ
上越市から上信越道に乗り長野県を目指した。途中新井を過ぎたあたりから雪が強くなってきた。道路はすでに圧雪状態で、轍だけが残っている。ドライバーさんが、「大丈夫ですかねえ」と不安そうだったので、「妙高高原を越えれば、峠を越えれば雪は止むと思いますよ」と元気づけた。ドライバーさんの慎重な運転で長野県に入った途端、雪は止み道路もアスファルトが露出している状態に変わった。「関東地方の天気が良いのは、新潟県側が雪をせき止めているからなんですね」には、「そうなんです。みなさんが晴天を謳歌できるよう私たちは犠牲になり、必死で大雪に耐えているんです」と返すと「何とも不公平ですね」。一人だけでも分かってもらえると嬉しくなる。
●須坂長野東インターで下りる
目的地である須坂長野東インターで下りた。待ち合わせ時間まで余裕があったのでコンビニへ寄る。夕食を調達する。おにぎりとビールなど、ほとんどがコンビニ食で、それがルーティンになっていた。長野のボランティアさんと落ち合い、明日は午前8時前にホテルを出発することなど打ち合わせをした。気温は低く、肌を突き刺すような冷気は、雪がなく空は晴れていても、また異なった寒さを感じさせる。明朝の天気予報は、晴れ、最低気温は摂氏マイナス8度だった。
街宣車の看板は雪で覆われていた。それを剥がそうとするのだが、凍っていてなかなかうまくいかない。ようやく落とした後、明朝の冷え込み対策として、ワイパーを立てておくこと、サイドブレーキは引かないことを実施した。
●長野3区候補とコラボ
朝起きて駐車場へ行くと、街宣車のフロントガラス氷結していた。ワイパーを立てておいて良かった。しかし、スライドドアが凍って開閉できない。エンジンをかけて温めるしかなかった。アナウンサーさんも同乗し出発した。冷たい空気の中、アナウンサーの声がこだまのように響いた。助手席の窓を開けて手を振りたいのだが、手袋を二重にしても手が凍てついて5分も持たない。断続的に窓を開けるのがやっとだった。
●長野3区は広い
長野3区(上田市、小諸市、佐久市、千曲市、東御市、小海町、川上村、南牧村、南相木村、北相木村、佐久穂町、軽井沢町、御代田町、立科町、青木村、長和町、坂城町)の候補者とコラボで街頭演説を行うことになっていた。同区は、上田市、小諸市をはじめとして思ったより広い。午前中は、該当する市町村を、「3区は〇〇、比例は△△」と訴えながら回った。
●コラボで街頭演説
アリオ上田というショッピングモールの南側の路肩に街宣車を停めて、3区候補者のあと私が演説を行い、さらに3区候補者が話しコラボ街宣は終了した。その後は、3区を中心に街宣車を走らせた。上田市から小諸市を経由して気が付くと、軽井沢だった。冬の観光地は閑散としていた。かろうじてアウトレットモールだけが、駐車場に多くの車が停まっている状況だった。雪雲が近づいてきて雪模様になった。途中の小諸市辺りで小中学生が歩いているのにヘルメットを被っている姿が目を引いた。浅間山の噴火に備えてのものだそうだ。
●やはり街宣車は夏仕様 リアヒーターがない
後部座席から、寒いという声が聞こえてきた。ヒーター最大にしているので前の席は足が熱くなるほどだった。「私が窓を開けたせいかもしれません。ごめんなさい」と謝ると「それは関係ないと思います」との返答。トイレ休憩で街宣車を停めた時、後ろの席をチェックした。冷風の吹き出し口はある。普通足元に温風の吹き出し口があるはずなのに、それがない。完全にリアシートを暖房する仕様にはなっていないことが判明した。「街宣車は夏仕様で冬場の選挙など想定していないということですね」と誰かが語った。ここでまた、冬場の選挙は異常であることが確認された。「石油ストーブを持って来て載せようか」があながち冗談にも聞こえなかった。
