… … …(記事全文2,933文字)高市早苗首相は、「スピード感を持った物価高対策」はどこへやら、通常国会冒頭解散総選挙という信じ難い暴挙に出た。そして、1月27日公示、2月8日投開票という超短期間の選挙。さらに、何と言っても真冬で豪雪地域もあるという、異常ずくめの選挙だった。それもこれも、高市政権の支持率が高いうちに、総選挙を強行し議席を増やそうという党利党略、私利私欲でしかない。高市首相にとって、大きな賭けだったのかも知れない。「こんな時期に選挙か」「雪国を舐めている」といった怒りの声をたくさん耳にした。しかし、高市首相が言及した「国論を二分する大胆な政策」が具体的に何なのか理解が深まらなかったのか、結果は自民党の圧勝に終わった。
私も比例単独で北陸信越ブロックに立候補した。公示前の準備期間と12日間の選挙運動において何が起き、私が何を思ったのか、本稿では述べたい。
●公示前 街宣車は四輪駆動にして
比例単独候補であっても、選挙運動車両(街宣車)で選挙区内を回る。ということで、雪国そのものを走行するので、党本部には四輪駆動車、少なくともスタッドレスタイヤとチェーンは準備してくれるよう依頼した。しかし、実際にはそれは叶わず、ノーマルタイヤ装着で後輪駆動(FR)のトヨタハイエースに政党名をラッピングしたものしか手配できない、との返答があった。準備期間が余りにも短いため、街宣車を手配できただけでも良かった、とも。逆に言えば、レンタカー会社もこの時期の選挙など想定していないということだ。
問題のスタッドレスタイヤとチェーンは、自分で用意して欲しいとの要請があり、急いでタイヤ屋を探し、注文した。東京では需要がほとんどないため、希望するタイヤを確保するまで時間がかかった。
