… … …(記事全文5,765文字)●7月13日
街宣車で千曲市、上田市、東御市(とうみし)を周回した。衆議院選挙で言えば長野3区に属し、東信地区とも呼ばれる。実際の気温は高いが、肌感覚では涼しい。やはり、長野市内に比べれば人影は少ない。通り過ぎるクルマから声援をもらった。
●7月14日 休養日 両親の病院へ
この日は、申し訳ないが街宣車だけ周ってもらい、私は朝早い新幹線で自宅へと向かった。両親の病院へ行くためである。まず、母の病院へ行った。相変わらずリハビリの毎日であり、車椅子を頼りにしていた。桃やスイカなど果物が食べたいというので、看護師に訊いたところ、生物は持ち込み禁止ということで、望みを叶えてあげることはできなかった。
か細い声で「選挙投票したからね」と言われ、嬉しさが胸に込み上げてきた。入院中の投票は、様々な手続きが必要となる。まず、自ら投票の意思を示すこと。これについては、病状により異なってくると思う。投票したくとも意思表示できない人もいるだろう。選挙管理委員会が病院へ出張してくるのは一日のみであり、選管の担当者立会のもと投票先を記入するというもの。投票の秘密も何もあったものではない。
父は母とは違い、元気いっぱいだった。人工肛門を装着している以外は。「どうだ、選挙は?当選しそうか」と尋ねてくるので、「そんなことが分かったら、こっちが聞きたいくらいだよ」辛く当たった。父は励ますつもりで言っているのだが、どうも言い方が気に入らない。過去から一貫して変わらない。病院の食事が足りなく間食をしていると弟から聞いていたので、「あまりたくさん食べないで、腹八分目だよ」と釘を刺しておいた。退院して、大食いされたのでは私が困る。
●7月15日 再び北陸へ
再び富山へ向かうにあたり、朝、比較的余裕があったので、この選挙で初めて冒頭で述べた「参議院比例代表選出議員選挙候補者等用特殊乗車券」を使用することにした。それでも1時間前には「みどりの窓口」で乗車券等の購入手続きを始められるようにした。3年前の選挙で、米原駅から東海道新幹線で東京へ向かおうと手続きをしたら、切符を手にするまで1時間半かかった経験があるからだ。
みどりの窓口では、駅員さんは図解したマニュアルを持ち合わせていた。スムーズに行くかと思いきやそうではなかった。1ステップごとに指差呼称のようなことをしている。そして、上司に確認しに席を離れる。私は時間に余裕がある。しかし、私の後ろに並んでいる人のことを考えると申し訳ない気持ちになった。結局、切符を差し出されたのは、発車10分前と、ちょうどよい時間加減になっていた。
富山駅へ着くと、ボランティアさんが「ウェルカム・アゲイン」と歓迎してくれた。人通りの多い時間帯を見計らって街頭演説をした。少し力が入ったのは、歓迎されたせいだった。その後、富山市内を街宣して、金沢へ向かうことになった。北陸電力本社前で演説という案も出たが、時間の無駄と却下された。
●珍アナウンス3選
選挙戦も終わりに入り、私は疲れているが、車上運動員すなわちアナウンサーさんも疲れているのは間違いない。なぜ、富山で珍アナウンスがまとまって出てしまったのか分からない。カウントダウン形式で紹介しよう。
第3位「はすいけかおる、はすいけかおるをどうかよろしくお願いします」説明する必要もないだろう。仮に、「はすいけかおる」と書かれた投票用紙の扱いは、どうなるのかは確認していない。
第2位「はすいけ透は拉致問題の当事者です。また、原発事故の当事者でもあります」「ちょっと待ってください。私が事故を起こしたわけではないので。原発問題の当事者でお願いします」。二つの問題の当事者という意味は重々承知のはずなのだが、疲れるとそのようになってしまうのだろう。
第1位「全国疲労候補のはすいけ透です」。言うまでもなく「全国比例候補」である。しかし、疲労していることに間違いはないため、車内は大爆笑となってしまった。さらに、悪いことにマイクが笑い声を拾ってしまったのだった。
これらは、単なる言い間違いか疲労によるものであり、アナウンサーさんには何の責任もない。
途中の高岡市では、ここだけは外せないという安売りスーパー「ラ・ムー(LUMU)」前へ案内された。「ラ・ムー」は岡山県発祥の「複合型ディスカウントストア」で西日本中心に展開している。が最近、北陸・新潟県や東日本への進出が目立ち評判になっているという。さすがその通りで人が多い。早速、街頭演説を行った。
