Foomii(フーミー)

誰も説明しない日本の現実

山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)

山岡鉄秀

【第2回】『属国の設計者』吉田茂の正体―日本人が「自立」を捨てた日

前回、戦後の日本を「思考の檻」に閉じ込めたのは、GHQだけでなく、彼らに協力した「内なるGHQ」としての日本人エリートたちであったことをお話ししました。


では、その「檻」を完成させ、日本を恒久的な属国へと導いた「真犯人」は誰か。 それは、今なお歴代最高の総理大臣と称賛される、吉田茂です。


1. 独立の道を自ら閉ざした「芦田修正」の黙殺

多くの日本人は、9条によって再軍備を禁じられたと信じています。しかし、事実は異なります。


1950年の朝鮮戦争勃発を機に、米国は日本に「再軍備と自立」を強く求めるようになりました。当時の日本国憲法には、衆議院憲法改正小委員長の芦田均によって「芦田修正」が施されていました。第9条2項の冒頭に「前項の目的を達するため(=侵略目的の戦争を放棄するため)」という文言を加えたことで、自衛のための軍隊を持つ道を戦略的に残していたのです。


当時のGHQ参謀第2部(G2)ウィロビー少将らも、この修正を背景に服部卓四郎氏ら元帝国軍人の精鋭と組み、再軍備のための緻密な計画を練っていました。彼らが起草したのは、先の大戦の反省に基づいた「自立した国家の軍隊」でした。しかし、吉田茂はこの「独立への道」をあえて無視しました。マッカーサーが警察予備隊の創設を命じた際も、吉田は頑なに「警察の延長」であることに固執しました。


米国特使ジョン・フォスター・ダレスは、再三にわたり吉田に

… … …(記事全文2,176文字)
  • この記事には続きがあります。全てをお読みになるには、購読が必要です。

    購読中の読者はこちらからログインすると全文表示されます。

    ログインする
  • 価格:198円(税込)

    今月配信済みの記事をお読みになりたい方は定期購読を開始ください。
    お手続き完了と同時に配信済み記事をお届けします。

    定期購読する

予約販売中のマガジン

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年1月19日に利用を開始した場合、2026年1月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年2月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する