… … …(記事全文3,659文字)要旨
豪州は移民国家だが、「何でも受け入れる国」ではない。
崩れにくさの核心は、入り口の選別と、越境を思いとどまらせる抑止だ。
外部化は抽象論ではない。遠く離れたクリスマス島とナウルに現実がある。
善意ではなく統治で回す。豪州の現実主義が示す線引きの作法
前回は、移民問題を善悪の二択で語れば必ず誤ること、そして本質は制度設計だという点を整理しました。今回は、その制度設計を実際に国家としてやり切っている例として、オーストラリアをもう一段具体的に見ます。
ここで誤解してはいけないのは、豪州が「移民に寛容だからうまくいっている」という話ではないことです。むしろ逆です。豪州は移民国家でありながら、

購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン