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山岡鉄秀の対外情報戦で勝ち抜けろ!

山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)

山岡鉄秀

緊急配信:トルコ軍がイラク北部のクルド人武装勢力に大規模攻撃開始
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ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00194/2022041900065193533 //////////////////////////////////////////////////////////////// 山岡鉄秀の対外情報戦で勝ち抜けろ! https://foomii.com/00194 //////////////////////////////////////////////////////////////// 世間の耳目がウクライナ戦争に集中している最中、日本ではほとんど報じられていませんが、4月18日月曜日の朝、トルコ軍がイラク北部のクルド人武装勢力に大規模な攻撃を開始しました。このような「国境を越えた攻撃」は過去数十年に渡って行われてきましたが、今回はかなり本格的なようです。ロシア軍によるウクライナ侵攻に刺激を受けたのかもしれません。注目すべきは、今回のトルコ軍もまた、国連憲章第51条に定められた自衛権を根拠に攻撃を行ったということです。結局、国際紛争を武力によって解決しようとしてはならない、という原則がありながらも、武力衝突になれば、お互いに自衛権を主張するという矛盾に陥ってしまいます。ドイツのメディア(DW)がどう伝えたか、トルコ国防省が国民にどう説明したか、和訳しましたので、参考にしてみてください。日本がいかにお花畑がわかることでしょう。これが世界の現実です。 トルコ、イラクでクルド人武装勢力に対する新たな攻勢を開始 DW(ドイツメディア)2022年4月18日 この攻撃は、トルコがイラクとシリアで行っている、クルド労働者党(PKK)とシリアのクルド人民兵組織YPGに対する作戦の一部です。 トルコは月曜日未明、イラク北部のクルド人武装勢力に対して新たな国境を越えた攻撃を開始しました。 トルコの戦闘機、ヘリコプター、ドローンは、イラク北部のクルド人武装勢力の標的、キャンプ、トンネル、シェルター、弾薬庫を攻撃したと、国営アナドル通信がフルスィ・アカル防衛大臣の発言を引用しています。 「現在までのところ、我々の作戦は計画通り成功裏に進行している。第一段階で特定された標的は破壊した」と述べましたが、作戦による死傷者数については明らかにしませんでした。 トルコ軍のジェット機と大砲は、クルディスタン労働者党(PKK)に属する標的を攻撃しました。同党はイラク北部に基地を持ち、トルコへの攻撃に利用してきました。 トルコのPKK武装勢力に対する鎮圧は、政治指導者の投獄や人民民主党(HDP)の禁止を含む、より広いクルド人運動に対する鎮圧と密接に関係しています。 トルコのクルド人の味方 トルコ国防省は、PKKが "大規模な攻撃 "を準備していると主張し、トルコの攻撃は "友人や同盟国 "と連携して行われたと述べました。 同省はこれが誰を指しているのかは明言しませんでしたが、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は先週、イラクのクルド人自治区のマスルール・バルザニ首相と会談しています。 バルザニ家は、前・現地方大統領を含み、PKKの活動に反対しています。 クルド人の独立を恐れるトルコは、左派の独立運動を弱めるため、シリアのクルド人自治区アフリンを制圧するなど、国境を越えた攻撃を行ってきました。 しかしアンカラは、2005年にバグダッドに正式に承認される以前からイラクの自治区を支配してきたクルディスタン民主党(KDP)に味方を見出したのです。 攻撃は何を目指しているのか? "クロウロック作戦 "と名付けられたこの作戦は、"テロ攻撃の防止 "と "国境の安全確保 "を目的としたものである。また、砲兵部隊による支援も行われたとアカル防衛大臣は述べています。 作戦は、イラク北部のメティナ、ザップ、アヴァシン・バシャーン地方をターゲットにしました。また、同大臣によると、「陸上から潜入してこの地域に入った」部隊も含まれているとのことです。 "我々は、40年間我が国を苦しめてきたテロの災難から、崇高な国家を救う決意である "とアカル防衛大臣は述べました。 この攻撃は、トルコがイラクとシリアにおいてPKKとシリアのクルド人武装組織YPGに対して行っている作戦の一部です。どちらもアンカラではテロリスト集団とみなされています。 米国とEUもPKKをテロ組織とみなしています。 このグループは1984年にトルコに対して軍事攻撃を行いました。それ以来、4万人以上が紛争で死亡しています。 ab, tg/sri (AP, Reuters) トルコ国防省 イラク北部で実施された "CLAW-LOCK(クロウロック)作戦 "についての説明 2022年4月18日 トルコ軍による効果的な作戦によって大きな損失を被ったテロ組織PKK/KCKが イラク北部の一部地域に依然として存在し、塹壕や陣地を作り続け、大規模な攻撃の準備を進めていることが判明しました。 イラク北部のPKK/KCKなどのテロ勢力によるわが国の国民と治安部隊に対するテロ攻撃を排除し、国境の安全を確保するために、国連憲章第51条に定められた自衛権に基づき、イラク北部のテロ拠点(いわゆるメティナ、ザップ、アヴァシン・バシヤン地域)に対して「CLAW-LOCK(クロウロック)」作戦を実施しました。 作戦開始前に、塹壕、バンカー、洞窟、トンネル、弾薬庫からなるターゲットと PKK/KCK組織のいわゆる本部を空爆しました。 空襲作戦に先立ち、Fÿrtÿna、MLRAおよび他の砲兵隊が目標に激しい砲撃を行い、完全な精度で命中させました。 私たちの空軍、火力支援車、ATAKヘリコプター、UAV、そしてSÿHAsによって支援されている奇襲部隊と特殊部隊が潜入および航空攻撃作戦により現地に移駐しました。 友好国や同盟国と連携して行われたこの作戦では、国内にある最大限の弾薬を使用してこの地域のテロ組織に大きな打撃を与えました。 作戦中、民間人、歴史的・文化的なもの、および環境が破壊されないように、あらゆる予防措置がとられました。この作戦ではイラクの領土を侵すことなく、テロリストのみが標的とされました。 我々の崇高な国家の懐から現れしトルコ軍はこれからも、我が国の安全のために、決意と覚悟をもって、最後のテロリストを無力化するまで戦い続けるでしょう。 敬意を持ってここに発表します。 //////////////////////////////////////////////////////////////// 本ウェブマガジンに対するご意見、ご感想は、このメールアドレス宛に返信をお願いいたします。 //////////////////////////////////////////////////////////////// ■ ウェブマガジンの購読や課金に関するお問い合わせはこちら   info@foomii.com ■ 配信停止はこちらから:https://foomii.com/mypage/ ////////////////////////////////////////////////////////////////

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