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山岡鉄秀の対外情報戦で勝ち抜けろ!

山岡鉄秀(情報戦略アナリスト)

山岡鉄秀

アメリカの「主権国家から市場国家への変質」とは何を意味するのか?バイデンのアメリカが中国に立ち向かえるかという深刻な懸念‐トランプが戦ったアメリカを変質させた真犯人とは?

ウェブで読む(推奨):https://foomii.com/00194/2021020822381276469 //////////////////////////////////////////////////////////////// 山岡鉄秀の対外情報戦で勝ち抜けろ! https://foomii.com/00194 //////////////////////////////////////////////////////////////// これまでのところ、バイデン政権は表面的には、対中強硬姿勢を取り続けているように見えます。それ自体は当然のことです。いきなり対中融和に転じたら猛反発を食らうことがわかりきっているからです。一応アメリカでは超党派で中国を最大の脅威とみなすことでコンセンサスが取れています。 なぜそう言えるのでしょうか? 2020年9月、アメリカ下院諜報活動常任委員会で、「中華人民共和国の諜報能力に関する報告書」と題する報告書が発行されました。そこには、アメリカが中国の実態を完全に見誤っていたこと、いかに中国が戦後最大の脅威であるかの詳細な説明が書かれていました。 アメリカ議会の委員会は、日本の国会の委員会とは違って非常にパワフルで、このような報告書が国政に直接影響します。委員会は超党派の議員で構成されていますから、このようなレポートが委員会名で発行されるということは、中国の脅威への認識もまた超党派ということです。それがベースにあります。 しかし問題は、常々申し上げているとおり、バイデン政権に実行力がなく、口だけで終わってしまうのではないかという危惧です。その根拠はたくさんあります。 世界が中国の人権侵害や国家乗っ取りなどの凶暴性を知っていながら、なぜ中国との関係を切れずにむざむざサイレント・インベージョンの餌食になっていくのかについて、私は「経済的非分離性」という言葉を使って説明を試みました。
… … …(記事全文2,867文字)
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