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昨日、文春オンラインに国民民主党の代表、玉木雄一郎氏が倫相手の小泉みゆき氏を今回の衆議院選に立候補させようとしていたというニュースが発表された。
文春独自の取材によるという。
これが本当なら、公私混同もいいところ。
もし衆議院選の前にこのスキャンダルが報じられたなら、国民民主の、議席を従来の4倍の28議席にまで増やすという大躍進が阻まれたのではないかと思われる。
そもそも玉木氏のスキャンダルを初めて報じたのは雑誌「SmartFLASH」である。
それも首班指名が行われた11月11日、その当日だ。
記事を見てみると7月26日、玉木氏の地元である香川県高松市のホテルで元グラビアアイドル、高松市観光大使の小泉みゆき氏と密会。
8月11日には高松市で行われたイベントで行動をともにし、8月23日、東京新橋での玉木氏の街頭演説会場に聴衆に混じった小泉氏を発見。
9月23日、玉木氏の妻も壇上でスピーチをした「議員活動15周年記念パーティー」に小泉氏が参加。
10月30日夜、新宿のバーで密会。
11月7日、記者が小泉氏を直撃すると、彼女は2人きりで会う関係であることを認めた。
そうして11日の発売となるわけだが、この雑誌は既に7月から玉木氏を追いかけており、証拠もいくつか掴んでいる。
なぜこのタイミングでの発表となったのだろう。
衆議院選の前なら、その結果に大いに影響し、国民民主の大躍進はなかったかもしれないが、そうではなく、大躍進した。
そもそも国民民主の躍進が予想されたのがいつ頃なのか、私は知らないが、7月から目をつけ、追いかけてきた「SmartFLASH」はある意味、あっぱれだ。
しかし首班指名の日にあわせて発表するとはなんという言論による暴力だろうか。
玉木氏は会見で、報道された内容はおおむね事実であると潔く認めたが、あまり火消しにはなっていない模様だ。
私は、性的なスキャンダルを利用し、政治家を失脚などに追い込む行為は禁じ手にしなければならないと思う。
今回の玉木氏のように、減税や手取りを増やすという国民の期待を背負ったよい政策を実行に移そうとしている政治家とその政策つぶしに利用されるというのが一つだ。
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